心地(ここち)違(たが)・う
1 いつもと違って気分がすぐれない。病気になる。「—・ひ頭(かしら)痛けれども」〈今昔・一六・三二〉 2 いつものような落ち着きをなくす。慌てふためく。「心地も違ひて、いかなる事ぞ、誰がのたまふ...
心地(ここち)行(ゆ)・く
気分がさっぱりとする。気持ちが晴れ晴れする。「鳥のさへづるほど、—・き、めでたき朝ぼらけなり」〈源・絵合〉
ここち‐よ・い【心地好い】
[形][文]ここちよ・し[ク]気持ちがよい。気分がさわやかである。快い。「—・い朝の空気」
こころ‐あ・し【心悪し】
[形シク] 1 気だてが悪い。意地が悪い。「容貌(かたち)憎さげに、—・しき人」〈枕・一四一〉 2 気持ちがよくない。気分が悪い。「いささか—・しなど言へば」〈春曙抄本枕・二九一〉
こころ‐あやまり【心誤り】
1 思い違い。考え違い。心得違い。「—やしたりけむ、親王(みこ)たちのつかひ給ひける人をあひ言へりけり」〈伊勢・一〇三〉 2 正常な心を失うこと。乱心。「時々—して、人に疎まれぬべきことなむうち...
こころ‐うれし・い【心嬉しい】
[形][文]こころうれ・し[シク]うれしい気分である。「—・くずかずかと出て来ました」〈円朝・真景累ヶ淵〉
こころ‐もち【心持(ち)】
[名] 1 心の持ち方。心がけ。気だて。「—のよい、素直な娘」 2 感じていることや思っていること。気持ち。気分。「子を持って、親の—がわかった」「一杯の酒で好い—になる」 [副]程度がごく...
こころ‐よ・い【快い】
[形][文]こころよ・し[ク] 1 気持ちよく感じられる。さわやかだ。「—・い海風」「—・い音色」 2 (連用修飾語として用いられ)感じがよい。好ましい。気さくである。「—・く承知する」 3 病...
こころ‐わる・い【心悪い】
[形][文]こころわる・し[ク] 1 いやな感じがする。気味が悪い。「己(おれ)を実父の仇と知らず奉公に来たかと思えば何とやら—・く思いましたが」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 2 気だてが悪い。性質が...
こわ・れる【壊れる/毀れる】
[動ラ下一][文]こは・る[ラ下二] 1 力が加えられて物のもとの形がゆがんだり失われたりする。物が砕けたり、破れたりする。破壊される。「箱が—・れる」「茶碗が粉ごなに—・れる」「台風で家が—・...