えんき‐せい【塩基性】
塩基としての性質を示すこと。水溶液では水素イオン指数(pH)が7より大きいときをいい、酸を中和し、赤色リトマスを青変させる。ふつうアルカリ性と同義。⇔酸性。
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
分子中にアミノ基やイミノ基などの塩基をもち、水溶液中で陽イオンとなる染料。絹・毛などの動物性繊維には直接染着し、木綿などには媒染する。オーラミン・マラカイトグリーン・メチレンブルーなど。カチオン染料。
えん‐さく【鉛酢】
塩基性酢酸鉛の水溶液。収斂(しゅうれん)作用があり、湿布剤に用いる。
えん‐さん【塩酸】
塩化水素の水溶液。強い刺激臭があり、純粋のものは無色。ふつう濃度35パーセント以上を濃塩酸といい、湿った空気中で発煙する。金・銀・白金族以外の金属と反応して水素を発生する。工業的にきわめて用途が...
えん‐じゅ【鉛樹】
鉛イオンの水溶液から析出した金属樹(樹枝状結晶)。
えんそ‐さん【塩素酸】
塩素のオキソ酸の一。無色の強い一塩基酸。水溶液中でのみ存在。強い酸化剤で、濃水溶液に有機物が触れると爆発する。化学式HClO3
えんそ‐すい【塩素水】
塩素の水溶液。黄緑色をし、酸化作用が強く、漂白剤・殺菌剤として使用。
オキシドール【(ドイツ)Oxydol】
過酸化水素水の日本薬局方名。過酸化水素を約3パーセント含む無色透明の水溶液。殺菌・消毒剤のほか、脱色・漂白にも用いる。
オー‐デ‐コロン【(フランス)eau de Cologne】
《ケルン(コローニュ)の水の意》芳香油や植物性芳香を加えたアルコール性の水溶液。香料の含有量が2〜5パーセントのもので、香水のかわりに手軽に用いるもの。ドイツのケルンで創製、フランスに広まった。...
かがく‐せんりょうけい【化学線量計】
放射線の線量を計測する線量計の一種。放射線の照射によって生じる水溶液中の物質の酸化・還元などの化学反応を利用する。フリッケ線量計やセリウム線量計が知られ、いずれも線量が大きい場合に用いられる。