めやす‐かた【目安方】
江戸時代、評定所で民事訴訟の訴状の調査を担当した諸役人。
めん【免】
1 やめさせること。免官・免職。「卑(ひく)い処では—が恐いという肚(はら)で」〈紅葉・二人女房〉 2 ゆるすこと。免除すること。「—ヲヤル」〈日葡〉 3 江戸時代、石高(こくだか)または収穫高...
めん‐じょう【免状】
1 免許の証として授与する文書。免許状。「教員の—」「渡航—」 2 卒業証書のこと。「総代で—をもらう」 3 江戸時代、その年の上納すべき年貢高を記して、領主から村方へ交付した文書。年貢割付状。...
もおか【真岡】
栃木県南東部の市。鬼怒川の東岸にあり、江戸時代は代官所が置かれた。真岡木綿の産地。平成21年(2009)に二宮町を編入。人口7.9万(2024)。もうか。
「真岡木綿」の略。
もくせいさいがみだればこ【木製彩画乱筥】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山による工芸作品の一。桐材の素地に絵付けした箱で、外側にはすすき、内側には波に千鳥の図が描かれている。国指定重要文化財。大和文華館蔵。武蔵野隅田川図乱箱。
もくせい‐そう【木犀草】
モクセイソウ科の一年草。茎は伸びると横に倒れ、先が上を向く。葉はへら形。夏、緑がかった白色の芳香のある小花を穂状につける。北アフリカの原産で、日本には江戸時代に渡来。においレセダ。
もた‐せ【持たせ】
1 《持たせた物の意》訪問者が持ってくるもの。訪問先に持っていくもの。手土産。→御(お)持たせ 2 もたせかけること。また、そのもの。「筆—」 3 江戸時代、上方で行われた女性の髪形。銀杏髷(い...
もっ‐かつじばん【木活字版】
江戸時代後期、天明・寛政年間ごろから明治初年にかけて、木活字で印刷・刊行された書物の総称。→古活字版
もっこう‐ばら【木香薔薇】
バラ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。とげはなく、葉は楕円形の3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ開花し、花は淡黄色のものと、白色の八重咲きで芳香をもつものとがある。中国の原産で、日本には...
もの‐なり【物成】
1 田畑からの収穫。 2 江戸時代の年貢。本途物成(ほんとものなり)と小物成(こものなり)とがあったが、特に本途物成をさす。 3 禄高の基礎となる年貢米の収入高。