くたびれ【草臥れ】
くたびれること。疲れ。「—が治るだで、すぐお湯に入んなされな」〈花袋・一兵卒の銃殺〉
くだい・す【下いす】
[動サ特活]《「くださります」の音変化》くださいます。「ふん、その青竜湯とやら、醒めるものなら一服—・せんか」〈咄・軽口五色紙〉
くだ‐ずみ【管炭】
《「くだすみ」とも》茶の湯で、胴炭(どうずみ)に添える管のように細長い切り炭。炉・風炉(ふろ)用で、丸いままの丸管と、縦に割った割り管とがある。
くち‐ぢか・い【口近い】
[形][文]くちぢか・し[ク]《近世語》 1 身近でありふれている。話題にしやすい。「およそ人の知った、—・いめりやすの分」〈黄・艶気樺焼〉 2 口当たりがよい。人の受けがよい。「—・い湯加減を...
くどく‐ちゃ【功徳茶】
路上で通行の人に施す湯茶。7月初旬から24日まで仏家で行う。
くどく‐ぶろ【功徳風呂】
僧や貧民に対して、施しのために湯銭を取らないで入れる風呂。施行(せぎょう)風呂。
くまのゆ‐おんせん【熊ノ湯温泉】
長野県の志賀高原にある温泉。泉質は硫黄泉。熊がこの湯で傷を治したという伝説がある。
くみだし‐ちゃわん【汲み出し茶碗】
茶の湯で、寄付(よりつき)や待合(まちあい)で用いる広口の小さな茶碗。香煎(こうせん)や昆布茶、桜湯などを入れて出す。勝手から湯を汲み入れて客に出すところからの名。汲み出し。
く・む【汲む/酌む】
[動マ五(四)] 1 器物や手のひらなどを使って、水などをすくい取る。また、ポンプなどの機械によって水などを容器に移し入れる。「井戸水を—・む」「釜から茶柄杓(びしゃく)で湯を—・む」 2 酒・...
くもら・す【曇らす】
[動サ五(四)] 1 太陽・月・空などを曇るようにする。「僕の涙で必ず月は—・して見せるから」〈紅葉・金色夜叉〉 2 透明の度合いや光り方などをにぶくさせる。「湯気が鏡を—・す」 3 心配や悲...