げん【源】
[音]ゲン(漢) [訓]みなもと [学習漢字]6年 1 水流の発する所。「源泉・源流/水源地・抜本塞源(ばっぽんそくげん)」 2 物事の出てくるもと。「淵源(えんげん)・起源・語源・光源・根源・...
げんおじ【源叔父】
国木田独歩の処女小説。明治30年(1897)発表。妻と子を亡くした佐伯の船頭、源叔父と、乞食の子紀州の交流と悲劇的末路を描いた短編。
げんくろう‐ぎつね【源九郎狐】
1 伝説で、大和にいたといわれるいたずら狐。播磨(はりま)の刑部狐(おさかべぎつね)の兄弟とされる。 2 浄瑠璃「義経千本桜」に登場する狐。親狐の皮で作られた初音の鼓を慕って、持ち主静御前のもと...
げん‐け【源家】
源氏(げんじ)の一族。
げん‐ご【源語】
「源氏物語」の略称。
げんごろう【源五郎/竜蝨】
甲虫目ゲンゴロウ科の昆虫。体長約40ミリ。体は扁平、黒色で側縁に黄褐色のすじがある。後脚は長く、長毛が生えたオール状。池沼にすみ、成虫・幼虫ともに他の昆虫やカエル・魚などを捕食。《季 夏》「代(...
げんごろう‐ぶな【源五郎鮒】
フナの一亜種。全長約40センチ。体高が高く、側扁し、体色は銀白色。琵琶湖水系の特産種であったが、移植されて各地に広がった。カワチブナあるいはヘラブナはこの飼養品種。おうみぶな。《季 夏》
げんしろう【源四郎/玄四老】
盗むこと。また、金銭をごまかすこと。もと、人形浄瑠璃社会の隠語。「おまいさんがたの、—してぢゃ菓子(くわしん)ぢゃてて」〈滑・膝栗毛・八〉
げん‐じ【源氏】
源(みなもと)の姓を持つ氏族の称。→源(みなもと) 「源氏物語」の略。 「光源氏」の略。
げんじ‐いと【源氏糸】
紅白の糸をより合わせた細いひも。源平糸。