れんかんき【連環記】
幸田露伴の短編小説。昭和16年(1941)「日本評論」誌に発表。露伴最後の作品で、慶滋保胤(よししげのやすたね)を中心に、平安時代の高僧と彼らをとりまく人々のつながりを描いた史伝。
ろう‐た・ける【﨟長ける/﨟闌ける】
[動カ下一][文]らふた・く[カ下二] 1 洗練された美しさと気品がある。特に、女性にいう。「二度とああ云う—・けた人に出遇えるかどうか」〈谷崎・少将滋幹の母〉 2 経験を積んでりっぱである。「...
ろう‐もう【老耄】
[名](スル)おいぼれること。また、その人。耄碌(もうろく)。「—し、血のめぐりが悪くなっているからと」〈谷崎・少将滋幹の母〉
ろう‐らい【老来】
[名]年をとること。老年。「しきりに—の嘆をなしたのも」〈荷風・雨瀟瀟〉
[副]老年になって以来。年をとってからこのかた。「—量を節してはいても」〈谷崎・少将滋幹の母〉