おどみ【澱み】
「よどみ」に同じ。「赤さびの浮いたすみっこの—には」〈中勘助・銀の匙〉
おど・む【澱む】
[動マ五(四)]「よどむ」に同じ。「碧黒く—・んだ水には」〈秋声・足迹〉
おり【澱/滓】
1 液体の底に沈んだかす。おどみ。 2 すっきりと吐き出されないで、かすのようにして積もりたまるもの。「心にたまった—」
でん【澱】
[音]デン(呉) [訓]おり よどむ 1 水底にたまったかす。おり。「澱粉」 2 よどむ。「沈澱」 [補説]2は「殿」を代用字とすることがある。 [難読]沈澱(おどみ)
でんがかのしゅうへん【澱河歌の周辺】
安東次男による文芸評論。昭和37年(1962)刊行。第14回読売文学賞評論・伝記賞受賞。
でん‐ぷん【澱粉】
多糖類の一。植物の葉緑体で光合成によって作られ、根・茎・種子・果実などに蓄えられる。無味無臭の白色粉末。でんぷん粒はアミロースとアミロペクチンとで構成される。動物の重要な熱量源で、消化によりグル...
でんぷん‐しつ【澱粉質】
でんぷん。また、多量のでんぷんを含む物質。
でんぷん‐しゅし【澱粉種子】
貯蔵物質として主にでんぷんを含む種子。稲・トウモロコシ・アズキなど多くの植物種子がこれに属する。
でんぷん‐とう【澱粉糖】
でんぷんを加水分解してできる糖類。分解度が低くデキストリンの多い水あめ・粉あめからグルコース含量の多い固形ぶどう糖まである。
でんぷん‐のり【澱粉糊】
米・小麦・トウモロコシ・タピオカなどのでんぷんに、水を加えて練り合わせた接着剤。