かつお‐の‐かんむり【鰹の冠】
ヒドロ虫綱カツオノカンムリ科の腔腸動物。暖流とともに浮遊し、夏、太平洋岸でみられる。気胞体は長径約5センチの平たい楕円形で、この上に三角の帆を立てた形をし、周縁は青藍色、中央は無色。
カテコール【catechol】
ベンゼンの隣り合う二つの水素が水酸基に置換した化合物。タンニン・リグニンを分解して得られる無色の柱状結晶。水・エタノールに溶ける。酸化されやすい。写真の現像や分析試薬などとして用いる。
カプロラクタム【caprolactam】
環状アミドの一。無色の葉状結晶。融点はセ氏68〜70度。シクロヘキサンから合成により得られる。ナイロンの製造原料。分子式C6H11NO
カメレオン‐えき【カメレオン液】
過マンガン酸カリウム水溶液の俗称。赤紫色であるが、有機物に触れると無色となる。また、マンガン酸塩の溶液のこと。アルカリ性で緑色、酸性で紫色となる。
か‐りゅうさん【過硫酸】
ペルオキソ硫酸のこと。硫酸の酸素イオンO2-をペルオキソ(過酸化)イオンO22-で置換したもの。ペルオキソ一硫酸H2SO5とペルオキソ二硫酸H2S2O8があり、いずれも無色・吸湿性の結晶。水に溶ける...
カルシウム‐シアナミド【calcium cyanamide】
石灰窒素の主成分。無色の結晶。水に溶け、徐々に分解してアンモニアを発生する。化学式CaCN2
かんしょう‐けんびきょう【干渉顕微鏡】
無色透明な物体の、部分的な厚さや屈折率の大小によって透過光に生ずる光路差を、光の干渉の原理を応用して、明暗の差に変えて見えるようにした顕微鏡。→微分干渉顕微鏡
カンフル‐チンキ
《(英)camphor tinctureから。camphorは樟脳のこと》樟脳をアルコールに溶かした無色透明な液体。打撲傷などの塗布剤。樟脳精。
カーナライト【carnallite】
カリウムとマグネシウムの塩化物を主成分とする鉱物。無色、斜方晶系結晶。塩化カリウムの原料。カーナル石。
ガラクトース【galactose】
単糖類の一。無色の結晶で、水によく溶ける。生物界に広く分布し、エネルギー源になるほか、糖脂質や乳糖分の構成成分として重要。分子式C6H12O6