としゅ‐せき【吐酒石】
酒石酸の溶液に三酸化アンチモンを加えて作る、無色の粉末状の結晶。劇薬。かつては駆虫薬・催吐薬とされたが、副作用が強く、現在はほとんど用いられない。農薬・媒染剤・試薬などに使用。酒石酸カリウムアン...
トリクロロエチレン【trichloroethylene】
エチレンの水素原子3個を塩素原子で置き換えた化合物。芳香のある無色の液体。溶剤・ドライクリーニング・殺虫剤などに用いる。有毒。化学式C2HCl3 トリクレン。
トリメチルアミン【trimethylamine】
第三級アミンの一。刺激のある悪臭をもつ無色の気体。生物、特に魚が腐敗するときに生じる。工業的には、メチルアルコールとアンモニアを触媒で反応させてつくる。化学式(CH3)3N
トルエン【toluene】
芳香族炭化水素の一。ベンゼンの水素原子1個をメチル基で置換した化合物。無色、可燃性の液体で特異臭がある。コールタールの分留、石油の分解・改質などにより得られる。染料・爆薬・合成樹脂などの原料、ま...
トロン【thoron】
ラドンの放射性同位体。トリウム232の崩壊によって生じる無色・無臭の気体で、自然界に広く存在する。半減期は55.6秒。220Rnとも書く。ラドン220。
とんし‐ゆ【豚脂油】
豚脂を精製したもの。無色で少し臭気がある。せっけんの原料や皮革油用。
どく‐じゅうせき【毒重石】
炭酸バリウムからなる鉱物。無色または白・灰色でガラス光沢を示す。紫外線などで蛍光・燐光(りんこう)を発する。斜方晶系。毒重土石。
なめ【白痢】
下痢のひどいときの無色の粘液便。びゃくり。〈和名抄〉
ニコチン【nicotine/(ドイツ)Nikotin】
タバコの葉に含まれるアルカロイドの一。無色の揮発性の液体で、空気に触れると褐色になる。独特の臭気と味をもち、水に溶けやすい。神経系に作用し、興奮もしくは麻痺(まひ)させる。猛毒。農業用殺虫剤など...
ニコチン‐さん【ニコチン酸】
ビタミンB複合体の一。無色の結晶。ニコチン酸アミドの形で生体内に広く分布し、特に動物の肝臓に多い。欠乏症ではペラグラになる。化学式C6H5NO2 ナイアシン。