えほんつれづれぐさ【絵本徒然草】
橋本治の文、田中靖夫の絵による絵本。平成2年(1990)刊行。兼好の「徒然草」を独特の口語体で訳した作品。
えん‐ぜん【婉然】
[ト・タル][文][形動タリ]しとやかで美しいさま。「—と舞う」「—たる挙措」
えん‐ぜん【嫣然/艶然】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。「四分の羞(はじ)六分の笑(えみ)を含みて、—として灯光(あかり)の中(うち)に立つ姿を」〈蘆花・不如帰〉
えん‐ぜん【宛然】
[ト・タル][文][形動タリ]そっくりそのままであるさま。「—たる列仙伝中の人物だね」〈漱石・吾輩は猫である〉 「県会は、—戦争の如き有様を呈した」〈嶺雲・明治叛臣伝〉
えんぜん‐とごふ【燕然都護府】
中国、唐の太宗が647年、帰服した蒙古の鉄勒(てつろく)諸部を統治するために設けた役所。669年に安北都護府と改称。
おう‐ぜん【旺然】
[ト・タル][文][形動タリ]物事の盛んなさま。「此の難所を除こうと云う思い付きが—として起ったのも」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉
おう‐ぜん【汪然】
[ト・タル][文][形動タリ]涙が盛んに流れるさま。「—として涙は時雄の鬚面を伝った」〈花袋・蒲団〉
大家(おおや)と言(い)えば親(おや)も同然(どうぜん)店子(たなこ)と言(い)えば子(こ)も同然(どうぜん)
家主と借家人とは実の親子と同然の間柄である。江戸時代、借家人には公的な権利・義務がなく、家主がその保証・責任を負ったところからいう。
おきあいかいていしぜんかんきょう‐ほぜんちいき【沖合海底自然環境保全地域】
自然環境が優れた状態を維持しており、その保全が必要と認められる海域。自然環境保全法に基づいて指定される。→自然環境保全地域 [補説]伊豆小笠原海溝、中マリアナ海嶺・西マリアナ海嶺北部、西七島海嶺...
オクロ‐の‐てんねんげんしろ【オクロの天然原子炉】
《Oklo natural nuclear reactors》ガボン南東部の都市フランスビルの北西約60キロメートルにあるウラン鉱床。鉱床中の放射性同位体の存在比が、通常地球上で見られる値と大き...