アルミナ‐セメント【alumina cement】
アルミナと石灰石を焼成して作ったセメント。主成分はアルミン酸カルシウム。短時間で硬化し、耐食性にもすぐれる。
いし‐やき【石焼(き)】
1 石質に焼成された焼き物。硬く焼かれ、素地(きじ)に吸水性のない磁器・炻器(せっき)をいう。土焼きに対する語。 2 魚・芋・栗などを焼け石で焼く料理法。また、焼いたもの。「ヤマメの—」
うわ‐えのぐ【上絵の具】
陶磁器の表面に絵や文様を描くのに用いる顔料。無色の鉛釉(えんゆう)を溶媒とし、ベンガラ・酸化コバルト・酸化マンガンなど金属酸化物を加えたもの。焼成すると融(と)けて茶褐色・青・紫などの色になる。...
うわ‐ぐすり【釉/上薬】
陶磁器の、素地の表面に施すガラス質の溶液。焼成すると薄い層を成し、吸水を防ぎ、光沢を帯びて装飾を兼ねる。主成分は珪酸(けいさん)化合物。金属含有物によって、さまざまな色を呈する。釉薬(ゆうやく)。
かいてん‐ろ【回転炉】
連続式加熱炉の一つ。円筒形の炉を水平または傾斜させて据え付け、回転させて平均に加熱し、また内容物をよくまぜることができる構造のもの。セメント製造・廃棄物焼却・アルミナ焼成・バイオマス発電などに利...
かいらぎ【鰄/梅花皮】
1 サメ類の背の中央部分の皮。硬い粒状の梅花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いる。また、その皮で装飾された刀。さめかわ。 2 茶碗などの釉(うわぐすり)が焼成不十...
かっせい‐たん【活性炭】
吸着能力を強めた炭素物質。木炭・ヤシ殻などを焼成・炭化し、細孔をもつ構造を発達させて多孔質としたもの。臭気や色素などをよく吸着する。脱臭・脱色・精製・浄水などに用いる。
かり‐やき【仮焼】
金属粉末などを焼結するとき、あらかじめ低い温度で焼成し、原料に含まれるガスを放出させ、酸化させること。仮焼に対し、焼結を本焼という。
きそん‐てんかぶつ【既存添加物】
食品添加物のうち、国内での長い使用実績に基づいて、例外的に使用・販売等が認められている、天然の添加物。化学合成品に加えて天然物が規制対象となった平成7年(1995)の食品衛生法改正以前に広く使用...
きよみず‐やき【清水焼】
京焼の代表的な焼き物。清水五条坂辺を中心に産する陶磁器。江戸初期に始まる。中国風染め付けや色絵磁器を焼成。清水六兵衛・仁阿弥道八らの陶工が有名。