よ‐しゅう【余習】
1 残っている昔の習慣。「それが道学の—なのか、又は一種のはにかみなのか」〈漱石・こゝろ〉 2 仏語。煩悩(ぼんのう)を断ち切ったあと心に残る煩悩の影響。
り‐く【離垢】
仏語。けがれを離れること。煩悩(ぼんのう)を離脱すること。
り‐けん【利剣】
1 鋭利なつるぎ。よく切れる刀剣。 2 仏語。煩悩(ぼんのう)や邪悪なものを打ち破る仏法や智慧のこと。「弥陀の—」
ろ【漏】
仏語。流れて漏れ出てくるけがれ。煩悩(ぼんのう)のこと。
ろう【漏】
[常用漢字] [音]ロウ(漢) ロ(慣) [訓]もる もれる もらす 〈ロウ〉 1 液体などがすきまからもれる。「漏洩(ろうえい)・漏出・漏水・漏電・漏斗(ろうと)/歯槽膿漏(しそうのうろう)...
ろく‐じん【六塵】
仏語。色・声・香・味・触・法の六境のこと。心を汚し煩悩を起こさせるのでいう。
ろく‐ぞく【六賊】
仏語。煩悩を起こさせるもとになる六根のこと。六盗。
ろっ‐く【六垢】
仏語。煩悩から生じ、心をけがす六種の働き。悩(なやみ)・害(そこない)・恨(うらみ)・諂(へつらい)・誑(たぶらかし)・憍(おごり)。
わく【惑】
仏語。迷いのもととなるもの。煩悩(ぼんのう)のこと。
わく‐ごう【惑業】
仏語。煩悩から生ずる行為。