ものは‐づけ【物は付け】
雑俳の一。点者が出す「…のものは」「…するものは」などの題に対して、機知に富んだ答えの句を付けるもの。寛保(1741〜1744)のころから江戸で流行。謎(なぞ)付け。
もの‐はみ【物食み/膆】
鳥の胃袋。えぶくろ。〈和名抄〉
物(もの)は宜(よろ)しき所(ところ)有(あ)り材(ざい)は施(ほどこ)す所(ところ)有(あ)り
《「韓非子」揚権から》物にはそれ相応の使い道がある。人材も、適した地位や仕事を与えなければ役に立たない。適材適所ということ。
もの‐はり【物張り】
洗い張りや染め物・裁縫などの仕事をすること。また、その人。「おのれは故宰相殿の—にてなん侍りし」〈今昔・二四・二七〉
もの‐び【物日】
1 祝い事や祭りなどが行われる日。 2 江戸時代、遊里で定めていた五節句などの特別の日。この日遊女は必ず客をとらねばならず、揚げ代もこの日は特に高かった。紋日(もんび)。
もの‐ふか・し【物深し】
[形ク]《「ものぶかし」とも》 1 奥まっている。奥深い。「鳥の声も…口を籠めながら鳴けばいみじう—・く遠きが」〈枕・七三〉 2 思慮深い。重々しい。「かれはなほいと—・う、人がらのめでたきなど...
もの‐ふ・る【物古る/物旧る】
[動ラ上二] 1 どことなく古くなる。古びる。「いたう—・りぬ檜皮葺(ひはだぶき)の屋に」〈枕・八九〉 2 年寄りじみる。「寄りて声づくれば、いと—・りたる声にて」〈源・蓬生〉
ものべ‐がわ【物部川】
高知県東部を流れる川。四国山地中央部の白髪(しらが)山東斜面に源を発して南西流し、穀倉地帯の香長(かちょう)平野(高知平野東半部)を流れ香南(こうなん)市吉川(よしかわ)で土佐湾に注ぐ。長さ71...
もの‐ほし【物干し】
洗濯物を干すこと。また、そのための場所。
もの‐ほし・い【物欲しい】
[形][文]ものほ・し[シク]なんとなくほしい。何かほしい。「—・い顔つきをする」 [派生]ものほしげ[形動]ものほしさ[名]