かえん‐だま【火焔玉】
火炎に包まれた宝珠をかたどった細工物。御輿(みこし)の頂などにつける。火珠(かしゅ)。
かき‐たま【掻き卵/掻き玉】
水で溶いた片栗粉を汁に入れ、煮たったところへ卵汁を流し込みながらかきまぜた吸い物。かきたま汁。
かたな‐だま【刀玉】
田楽などで、数本の短刀を空中に投げ上げては手で受け取る曲技。また、その曲芸師。
かに‐たま【蟹玉】
ほぐしたカニの身と野菜を卵にまぜて仕上げた中国料理。芙蓉蟹(フーヨーハイ)。
からふと‐だま【樺太玉】
中国北東部から樺太を経て日本に渡来した青色の練り物の玉。タバコ入れの緒締めなどに使う。むしのす。
かんしゃく‐だま【癇癪玉】
1 少量の火薬を金剛砂に混ぜ、紙に包んで小さな玉にしたもの。投げつけると破裂して大きな音を出す。 2 癇癪によって起こる怒り。「—が破裂する」
ガラス‐だま【ガラス玉】
球状のガラス。
がんぎ‐だま【雁木玉】
古墳時代の装飾用のガラス玉で、表面にしま模様があるもの。
瑕(きず)無(な)き玉(たま)
完全無欠なもののたとえ。
瑕(きず)に玉(たま)
欠点の多い中に少しだけ美点があること。「玉に瑕(きず)」を逆に言ったもの。