きょう【狂】
1 くるうこと。気がちがうこと。「—と呼び、痴と喚(よ)ぶ。敢て管せず」〈逍遥・当世書生気質〉 2 名詞の下に付いて、その事に熱中する人の意を表す。マニア。「競馬—」
きょう‐かん【郷関】
故郷の国ざかい。また、郷里。「—をたちでる折」〈逍遥・当世書生気質〉
きら‐やか【煌やか】
[形動][文][ナリ]輝くように美しいさま。きらびやか。「—なるよだれ掛をかけたる其の様」〈逍遥・当世書生気質〉
きん‐しん【謹慎】
[名・形動](スル)《古くは「きんじん」とも》 1 言動をひかえめにすること。また、そのさま。「酒をやめて—する」「—な性質で居ながら、五日と尻がすわらない」〈逍遥・当世書生気質〉 2 一定期間...
く‐く【区区】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 まちまちで、まとまりがないさま。「巷説—として一定しない」〈嶺雲・明治叛臣伝〉 2 価値が低いさま。取るに足りないさま。「—たる利害のごとき、問題にはならな...
くす・む
[動マ五(四)] 1 黒ずんだ渋い色になる。または、すすけたようなさえない色になる。「—・んだ茶色」 2 目立たない地味なようすになる。「—・んだ存在」 3 生気を失う。もの思いに沈む。「暗く—...
くち‐ふさぎ【口塞ぎ】
1 「口止め1」に同じ。「せめて一円歟二円もありゃア、一寸—をする訳だが」〈逍遥・当世書生気質〉 2 客に供する料理をへりくだっていう語。くちよごし。「お—に召し上がれ」
けん‐がく【研学】
[名](スル)学問を研究すること。「体操—とは、まるで相反する性質の者に候えば」〈逍遥・当世書生気質〉
げ・す【解す】
[動サ五(四)]《「げ(解)す」(サ変)の五段化》1に同じ。「真意を—・しかねる」「なんとも—・しがたい話だ」 [可能]げせる [動サ変] 1 納得する。理解する。「書(ふみ)をよみても—...
こう‐がく【講学】
学問を研究すること。「深沈なる—に伴うに」〈逍遥・当世書生気質〉