ふと‐いと【太糸】
1 いく本もより合わせた太い糸。 2 絹糸で、玉糸・熨斗糸(のしいと)の称。 3 綿糸で、20番手より太い糸。
ふどう【不動】
歌舞伎十八番の一。元禄10年(1697)江戸中村座の「兵根元曽我(つわものこんげんそが)」で市川九蔵(2世団十郎)が演じたのが初めとされる。寛保2年(1742)の「雷神不動北山桜(なるかみふどう...
ふな‐あらため【船改め】
港に出入りする船舶を船番所の役人が検査すること。ふねあらため。
ふな‐だいく【船大工】
船、特に和船をつくるのを専門とする大工。船匠。船番匠。
ふな‐だいしょう【船大将】
軍船の総指揮をする将軍。船手の大将。「—として番船その数を知らず」〈太閤記・二〉
ふなばし【船橋】
謡曲。四番目物。古曲を世阿弥が改作。万葉集などに取材。上野(こうずけ)国佐野にきた山伏の前に、互いに愛し合いながら親に仲を裂かれ、橋から落ちて死んだ男女の霊が現れ、死後の苦しみを述べるが、山伏の...
ふな‐ばんしょ【船番所】
江戸時代、主要な港湾や河岸、そのほかの要所に設けて、通行する船を検査し、税の徴収などにあたった役所。船改番所。
ふなべんけい【船弁慶】
謡曲。五番目物。観世信光作。平家物語などに取材。源義経一行は摂津国大物浦(だいもつのうら)で静御前と別れて船出する。海上で平知盛の亡霊に襲われるが、弁慶が祈り退ける。
歌舞伎舞踊。長唄。
の...
フランシウム【francium】
アルカリ金属元素の一。同位体はすべて放射性。アクチニウムの崩壊生成物中から発見された。性質はセシウムに似る。元素記号Fr 原子番号87。
ふり‐ごま【振(り)駒】
将棋で、先手・後手の手番を、5個の歩(ふ)を盤上に振り、その結果によって決めること。「歩兵」と書かれた表が多ければ振ったほうが先手、「と」と書かれた裏が多ければ相手が先手になる。