いた・い【痛い/甚い】
[形][文]いた・し[ク] 1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が—・い」「つねられて—・い」 2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が—・い」 3 弱点を攻撃されたり打撃...
いたいた‐し・い【痛痛しい】
[形][文]いたいた・し[シク]気の毒で見ていられないほど、かわいそうである。大層いたましい。「全身を覆う白い包帯も—・い」 [派生]いたいたしげ[形動]いたいたしさ[名]
痛(いた)い所(ところ)を衝(つ)・く
弱点を指摘して攻めたてる。 [補説]「痛い所をつつく」とするのは誤り。
痛(いた)いの痛(いた)いの飛(と)んでいけ
痛がっている幼児をなだめすかすために唱えるまじないの言葉。多く「ちちんぷいぷい」のあとに続けて言う。
痛(いた)い目(め)に合(あ)・う
痛みや苦しみを味わう。ひどい経験をする。ひどい目に合う。痛い目を見る。「歯の治療で—・うのはもうこりごりだ」「期待が大き過ぎると—・うぞ」
いた‐がゆ・い【痛痒い】
[形][文]いたがゆ・し[ク]痛みとともにかゆみを感じる。
いた‐が・る【痛がる】
[動ラ五(四)] 1 痛みを態度・表情に表す。「患者が—・る」 2 ひどく感心する。ほめる。「しつべき人もまじれれど、これ(=懸ケ歌)をのみ—・り」〈土佐〉
いた‐きもちい・い【痛気持ち好い】
[形]軽い痛みとともに気持ちよさも感じる。「肩のつぼを押さえると—・い」
痛(いた)くも痒(かゆ)くもな・い
少しも苦痛を感じない。まったく影響がない。痛痒(つうよう)を感じない。「何と言われようと—・い」
痛(いた)くもない腹(はら)を探(さぐ)られる
《腹痛でもないのに痛い所はどこかと探りまわされる意から》何のやましいこともしていないのに、疑いをかけられる。