しんごん‐しんとう【真言神道】
真言密教の教義に組み入れて解釈した神道。天照大神(あまてらすおおみかみ)は胎蔵界大日如来であり、豊受大神は金剛界大日如来であるとする。→両部(りょうぶ)神道
しんごん‐ひみつ【真言秘密】
真言密教の秘密の法門。真言陀羅尼(だらに)の秘密。
しんごん‐りょうぶ【真言両部】
真言密教の両部(両界)曼荼羅で、理を表す胎蔵界と、智を表す金剛界。
そくしん‐じょうぶつ【即身成仏】
真言密教の教義で、人間が現世の肉体のままで仏になること。生きたままで仏になること。
たちかわ‐りゅう【立川流】
真言密教の一派と陰陽道(おんようどう)との混合により成立した流派。性的な結合を唱える邪教とされた。平安後期、武蔵国立川の陰陽師が唱え、文観(もんかん)が広めて大流行したが、慶長以後ほとんど絶えた。
だいにち‐きょう【大日経】
真言三部経の一。7巻。唐の善無畏(ぜんむい)・一行(いちぎょう)の共訳。真言密教の根本経典で、大日如来の説法を編したもの。大毘盧遮那(だいびるしゃな)成仏神変加持経。毘盧遮那経。
だいにち‐にょらい【大日如来】
《(梵)Mahāvairocanaの訳。音写は摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)。光明遍照とも訳す》真言密教の教主。宇宙の実相を仏格化した根本仏。像は宝冠をつけ結髪した菩薩(ぼさつ)形に表される。曼...
ひ‐ほう【秘法】
1 (‐ハフ) 秘密の方法。 2 (‐ホフ) 真言密教で行う、秘密の修法。
ゆが‐みっしゅう【瑜伽密宗】
真言宗の異称。三密の修行をする真言密教をいう。
りょうかい‐まんだら【両界曼荼羅】
金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の併称。真言密教における根本理念を表したもので、ともに大日如来を中心に諸尊を配する。両部曼荼羅。