クテシフォン【Ctesiphon】
イラクのバグダッド南東、チグリス川東岸にある遺跡。パルティアおよびササン朝ペルシア帝国の首都として栄えたが、7世紀にアラビアによって破壊された。テシフォン。
国(くに)破(やぶ)れて山河(さんが)あり
《杜甫「春望」から》国は戦乱によってぼろぼろに破壊されつくしたが、山や川はもとの姿のままで存在している。 [補説]「国敗れて山河あり」と書くのは誤り。
クライオ‐でんしけんびきょう【クライオ電子顕微鏡】
たんぱく質をはじめとする生体高分子などを急速に凍結させ、高分解能でその構造を解析する透過型電子顕微鏡。試料をセ氏零下270〜160度という低温に保ち、元の構造が破壊されないよう非常に低い線量の電...
クラッカー【cracker】
1 小麦粉を主原料とした、塩味の堅焼きビスケット。 2 円錐形の紙製の玩具用花火。先端のひもを引くと、大きな音とともに紙テープなどが飛び出る。パーティーなどで用いられる。 3 くるみ割り器。 4...
クラッキング【cracking】
1 硬いものが折れたり割れたりすること。また、そうしてできた割れ目。 2 石油精製などで、沸点の高い重質石油を、熱分解あるいは接触分解によって、ガソリンなどの軽質石油にすること。 3 コンピュー...
クラック【crack】
1 壁や岩壁などの、裂け目や狭い割れ目。 2 コンピューターやネットワークシステムに不正にアクセスし、データを盗んだり破壊したりすること。クラッキングすること。「パスワード—」→クラッキング2
クラック‐デ‐シュバリエ【Crac des Chevaliers】
《「騎士の城」の意》シリア北西部にある十字軍時代の城塞。11世紀の創建で、12世紀に聖ヨハネ騎士団の所有となった際、大規模な増改築が行われた。2006年、カル‐エッサラー‐エル‐ディン(サラディ...
クリスチャンスボー‐じょう【クリスチャンスボー城】
《Christiansborg Slot》デンマークの首都、コペンハーゲンの中心部、スロッツホルメンにある宮殿。1167年、アブサロン大主教により建設されたが、戦争や火災により破壊と再建がくり返...
クルシャリフ‐モスク
《Mechet' Kul Sharif/Мечеть Кул Шариф》タタールスタンの首都カザンのクレムリン(カザンクレムリン)にあるイスラム寺院。16世紀にカザンハン国により建造されたが、...
クロンマクノイズ【Clonmacnoise】
アイルランド中部の町アスローンの南方、シャノン川岸にある修道院跡。6世紀半ばに聖キアランが建てた教会に起源する。7世紀から13世紀にかけて同国における初期キリスト教の中心地として栄え、16世紀に...