ろく【陸/碌】
[名・形動] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)正常なこと。まともなこと。満足できる状態であること。また、そのさま。まとも。「—な品物がない」「—に休みもとれない」 2 (陸)土地や物の面の...
ろく‐すっぽ【陸すっぽ/碌すっぽ】
[副]《「ろくずっぽ」とも》あとに打消しの語を伴って、物事を満足になしとげていないさまを表す。ろくに。ろくすっぽう。「—聞きもしない」 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐そっぽう【陸そっぽう/碌そっぽう】
《近世江戸語》 [形動]あとに打消しの語を伴って、満足な状態でないさまを表す。ろくな。「どうで—な事はねえはずだ」〈滑・浮世風呂・二〉 [副]「ろくすっぽ」に同じ。「—およぎも知らねえで」〈...
ろく‐だま【陸だま/碌だま】
[副]《「ろくたま」とも》「ろくすっぽ」に同じ。「笠付さへ—に出来ぬやつが」〈洒・列仙伝〉 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐で‐なし【陸でなし/碌でなし】
のらくらしていて役に立たない者。 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐でも‐な・い【陸でもない/碌でもない】
[形][文]ろくでもな・し[ク]無意味でなんの値うちもない。くだらない。「—・い仕事を引き受ける」 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐な【陸な/碌な】
⇒ろく(陸)
ろく‐に【陸に/碌に】
⇒ろく(陸)
ろく‐ろく【碌碌】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 平凡で役に立たないさま。たいした事もできないさま。「最近の一二年は…—と送った事だが」〈宇野浩二・苦の世界〉 2 小石が多くあるさま。「錫鉄等の鉱石の如きは—...
ろく‐ろく【陸陸/碌碌】
[副]「ろくすっぽ」に同じ。「忙しくて—寝ていない」 [補説]「碌碌」は当て字。