そうとう‐の‐わし【双頭の鷲】
頭が二つある鷲。二つの権威を一つのからだに有していることの象徴として、古くは神聖ローマ帝国・ロシア帝国ロマノフ朝・オーストリア帝国などの紋章に描かれ、また、現在でもアルバニアの国旗に使われている...
そんのう‐ろん【尊王論/尊皇論】
皇室を神聖なものとして尊敬することを主張した思想。古代の天皇神聖の思想が近世において展開し、幕末には攘夷論と結び、明治維新には王政復古論として現れ、明治以後の絶対主義的天皇制の基礎となった。
たいかんしき【戴冠式】
《(フランス)Le Couronnement》フランスの劇作家アラバルの戯曲。1966年初演。 《原題、(ドイツ)Krönung》モーツァルトのピアノ協奏曲第26番ニ長調の通称。1788年作...
たいかんしきミサ【戴冠式ミサ】
《原題、(ドイツ)Krönungsmesse》モーツァルトのミサ曲の通称。ハ長調。1779年作曲。全6曲。通称は、1791年、プラハでの神聖ローマ皇帝レオポルト2世の戴冠式で演奏されたことに由来...
タタ‐じょう【タタ城】
《Tatai vár》ハンガリー北西部の町タタにある城。15世紀初頭、ハンガリー王ジグモンド(神聖ローマ皇帝ジギスムント)がウレグ湖畔に建造。現在は古代ローマ時代の出土品や城の歴史を紹介する博物...
ターボル【Tábor】
チェコ南部、南ボヘミア州の都市。15世紀前半のフス戦争において、神聖ローマ皇帝に抵抗したフス派の急進的な勢力が軍事拠点として建設。城壁に囲まれた旧市街は敵の侵入に備えた複雑な路地が多い。フス戦争...
だい‐くういじだい【大空位時代】
神聖ローマ帝国の皇帝位が実質的に空位であった時代。1254年(または1256年)のホーエンシュタウフェン朝の断絶から、1273年のハプスブルク朝の成立まで。
だいさん‐ていこく【第三帝国】
《(ドイツ)das Dritte Reich》ナチス統治時代のドイツの異称。神聖ローマ帝国、ホーエンツォレルン家のドイツ帝国に続く第3の帝国の意。
だいドイツ‐しゅぎ【大ドイツ主義】
19世紀、オーストリアを主体として、ほぼ旧神聖ローマ帝国の全領域を統合するドイツを建設しようとする立場。プロイセンを中心に統一をはかろうとする小ドイツ主義に対する。
つるぎ‐たち【剣太刀】
[名]鋭利な刀剣。また、単に刀のこと。つるぎのたち。「ますらをの心振り起こし—腰に取り佩(は)き」〈万・四七八〉 [枕] 1 を身に添え、また磨(と)ぐところから、「身に添ふ」「磨(と)ぐ...