エオス【Eōs】
ギリシャ神話で、曙(あけぼの)の女神。2頭立ての馬車に乗り、太陽神ヘリオスの先駆として空を走る。ローマ神話のアウロラ(オーロラ)にあたる。
エコー【Ēchō】
ギリシャ神話の森のニンフ。女神ヘラに憎まれ、他人の言葉をそのまま返すことしかできなくなり、美青年ナルキッソスに失恋し、やつれて声だけになった。
エッダ【Edda】
アイスランドに伝わる北欧の神話と英雄伝説の集大成。古歌謡の集成である古エッダと、スノッリ=スツルソンによる散文の新エッダの2種類がある。神話詩は天地創造や神と巨人の闘争などを主題とし、ゲルマン神...
エッリアポ【Erriapo】
土星の第28衛星。2000年に発見。名の由来はケルト神話の巨人。非球形で平均直径は約8.6キロ。エリアポ。
エディプス‐コンプレックス【(ドイツ)Ödipuskomplex】
男子が、同性の親である父を憎み、母に対して性的な思慕を抱く無意識の傾向。ギリシャ神話のオイディプスにちなみ、フロイトが精神分析学の用語としたもの。→エレクトラコンプレックス
エヌマ‐エリシュ【Enūma Elish】
バビロニアの創造神話。全7章、現存するものは約1000行。原初の海を表すティアマトをマルドゥクが殺害するという形で、天地創造が語られる。バビロンの神殿では、マルドゥク神をたたえて新年祭で朗誦された。
エピメテウス【Epimetheus】
土星の第11衛星。1966年に発見。名の由来はギリシャ神話の神。公転軌道がヤヌスとほぼ同じで、およそ4年に一度、接近して運動エネルギーを交換しつつ軌道が入れ替わる。非球形で平均直径は約110キロ。
エララ【Elara】
木星の第7衛星で、すべての衛星のうち13番目に木星に近い軌道を回る。名の由来はギリシャ神話のゼウスの愛人。1904年に発見。非球形で平均直径は約90キロ。
エリス【Eris】
準惑星の一つ。太陽系外縁天体の冥王星型天体に属す。2003年、パロマー山天文台からの観測で発見された。名の由来はギリシャ神話の戦いの女神。冥王星の外側の軌道を公転する。冥王星より大きいため惑星に...
エリダヌス‐ざ【エリダヌス座】
南天の星座の一。オリオン座のリゲル付近から南西に細長く伸びる。1月中旬の午後8時ごろ南中するが、南端にあるα(アルファ)星のアケルナルは鹿児島以南でないと見えない。ギリシャ神話にみえる川の名に由...