たね‐だわら【種俵】
稲の種もみを入れて、種井(たない)・種池などにつけておく俵。《季 春》「—つつき遊べる小魚かな/虚子」
たね‐ちがい【種違い/胤違い】
「種変わり1」に同じ。→畑違い2
たね‐つけ【種付け】
[名](スル)家畜の繁殖や品種改良のために、優良種の雄を雌に交配させること。「春に—した牛」
たねつけ‐ばな【種漬花/種付花】
アブラナ科の越年草。田や水辺などに生え、高さ20〜30センチ。4、5月ごろ、白い小花を総状につける。米の種もみを水に浸すころに花が咲くのでいう。たがらし。《季 春》
たね‐つち【種土】
三和土(たたき)の原料にする土。花崗岩(かこうがん)が風化してできたもの。
たね‐つぼ【種壺】
信楽(しがらき)・伊賀・丹波・備前などの古窯で焼かれた陶製の壺。もと農民が種子の貯蔵に用いたといわれ、古来茶人が水指(みずさし)・花入れ・茶壺に転用。無釉(むゆう)の炻器(せっき)質で、赤褐色の...
たね‐とり【種取り】
1 植物の種子を採取すること。《季 秋》 2 新聞・雑誌などの記事の材料を取りにいくこと。また、その人。 3 子を産ませるために飼っておく動物。
たね‐なし【種無し】
1 果実に種がないこと。また、その果実。「—ぶどう」 2 物事をするのに、材料などがないこと。「—で話が続かない」 3 子種がないこと。
たねなし‐すいか【種無し西瓜】
種子のできないスイカ。三倍体が不稔性であることを利用し、二倍体の普通のスイカをコルヒチンで処理して四倍体を作り、この雌しべに二倍体の花粉を付け、三倍体の種子を得て育てる。
たね‐はら【種腹/胤腹】
父と母。実の両親。「—一つの兄もある、妹もあれど」〈浄・氷の朔日〉