にせ‐がき【偽書(き)/贋書(き)】
他人の筆跡をまねて書くこと。また、書いたもの。
にょ‐ひつ【女筆】
女の筆跡。おんなで。じょひつ。「門柱に—指南の張り紙して」〈浮・一代女・二〉
はなち‐がき【放ち書(き)】
1 文字を連綿体で書かないで、一字一字はなして書くこと。多く、幼稚な筆跡にいう。 2 「分かち書き1」に同じ。
ひっ‐さつ【筆札】
1 筆と紙。筆紙。 2 筆跡。手跡。転じて、書法。
ひっせき‐がく【筆跡学】
書かれた文字について理論的、実際的に研究する学問。筆跡と性格との関係を研究する性格学的筆跡学と、複数筆跡間の執筆者が同一人か否かを判断する筆跡鑑定とがある。
ふで‐の‐あと【筆の跡】
「筆跡(ひっせき)」に同じ。
ほう‐しょ【法書】
1 書の手本となる筆跡。また、法帖(ほうじょう)のこと。 2 法律関係の書。
ほう‐じょう【法帖】
書の手本とすべき古人の筆跡を石・木に刻して拓本にとり、折り本に仕立てたもの。広義には真跡・模写、碑文の拓本などを折り本にしたものも含む。墨帖。墨本。
ほう‐ぼく【芳墨】
1 よいかおりの墨。 2 他人を敬って、その書状・筆跡をいう語。
ぼく‐せき【墨跡/墨蹟】
墨で書いたあと。筆跡。また特に、禅僧の筆跡。