おお‐むらさき【大紫】
1 (大紫蝶)タテハチョウ科で最大のチョウ。翅(はね)の開張9センチくらい。色は黒っぽく、雄では前翅に紫色の光沢があり、赤・白・黄色の斑紋が散在。クヌギなどの樹液に集まる。幼虫はエノキの葉を食べ...
おおやけ‐ざま【公様】
[名・形動ナリ] 1 天皇・朝廷に関する方面。また、そのさま。「世の中騒がしくて、—に物のさとし繁く」〈源・薄雲〉 2 形どおりであること。表向きであること。公式であること。また、そのさま。「例...
おおやけ‐ばら【公腹】
世の中全体の立場からみて腹が立つこと。公憤。「—とか、よからぬ人の言ふやうに、憎くこそ思う給へられしか」〈紫式部日記〉
おお‐やすみどの【大安殿】
大極殿(だいごくでん)の古称。一説に、紫宸殿(ししんでん)をさすという。おおあんどの。
おおん‐ぞ【御衣】
1 着る人を敬って、その衣服をいう語。お召し物。みぞ。「なよよかなる—に、髪はつやつやとかかりて」〈源・若紫〉 2 夜着(よぎ)。「—ひきかづきて臥し給へり」〈源・葵〉 [補説]中世以降は「おん...
オキザリス【(ラテン)Oxalis】
カタバミ科オキザリス属の植物の総称。特に園芸種をさし、花の色は黄・紫・桃色などがある。葉と花は、夜間あるいは雨天や曇天のときに閉じる。名は、酸っぱいの意のギリシャ語に由来。《季 春》
おき‐しじみ【沖蜆】
マルスダレガイ科の二枚貝。内海の砂泥地にすむ。貝殻は円形でやや膨らみ、殻長約5センチ。殻表は黄褐色、周縁が紫色で、成長脈がはっきりしている。食用。
オキシダント【oxidant】
《酸化体の意》大気中の窒素酸化物・炭化水素などが紫外線の作用で光化学変化を起こして生じた酸化性の強い物質。光化学スモッグの原因となる。オゾンのほかアクロレインやアルデヒドなどが含まれ、生物に有害。
おくら・す【遅らす/後らす】
[動サ五(四)] 1 「遅らせる」に同じ。「時間を—・して開演する」 2 あとに残していく。置き去りにする。「生ひたたむありかも知らぬ若草を—・す露ぞ消えむ空なき」〈源・若紫〉
[動サ下二]...
おこない【行い〔行ない〕】
1 物事をすること。振る舞い。行為。行動。「万が一君にどんな間違った—があったとしても」〈里見弴・多情仏心〉 2 日常の生活態度。身持ち。品行。行状。「—を慎む」「平素の—が物を言う」 3 仏道...