たかさご‐そう【高砂草】
キク科の多年草。日当たりのよい野原に生え、高さ約30センチ。葉は羽状に裂け、初夏、周囲が淡紫色で中央が白色の花を開く。
たか‐みくら【高御座】
1 大極殿(だいごくでん)または紫宸殿(ししんでん)の中央に設けられていた天皇の席。元旦・即位などの大儀のとき用いられた。今は、京都御所紫宸殿に設けられ、即位礼のときにだけ用いられる。3層の黒塗...
たがい‐め【違ひ目】
物事の食い違っているところ。「その中に—ありて、つつしませ給ふべきことなむ侍る」〈源・若紫〉
たく・す【謫す】
[動サ変]罪によって遠方へ流す。配流する。「道真(みちざね)は筑紫に—・せられ」〈福沢・文明論之概略〉
たくぼく‐ぐみ【啄木組】
《キツツキが木をついばんだ跡に似るところから》白・萌黄(もえぎ)・紫などの色糸をまだらに組む紐(ひも)の組み方。鎧(よろい)の威(おどし)や刀の下げ緒、掛け軸の紐などに用いる。啄木打ち。
たぐい【類い/比い】
《動詞「たぐう」の連用形から》 1 同じ種類のもの。同類。「市場にこの—の物が出まわる」「小動物の—」 2 同じ程度のもの。同等のもの。「—まれな才能」 3 一緒にいるもの。仲間。「同じさまにも...
たこ‐ずきん【蛸頭巾】
頂を丸く縫いあげた頭巾。主に紫の布帛(ふはく)を用いた。
たこ‐の‐あし【蛸の足】
タコノアシ科の多年草。湿地に生える。高さ約70センチ。茎はまっすぐに伸びて、先のとがった細い葉をつける。夏、茎の先に黄白色の小花を多数つけ、蛸の足状に見える。沢紫苑(さわしおん)。
た‐しょく【他色】
鉱物が、その中に含まれる不純物などによって呈する色。水晶が黒や紫色になるなど。仮色(かしょく)。→自色(じしょく)
たずね‐と・る【尋ね取る】
[動ラ四] 1 さがし出して手に入れる。見つけて引き取る。「紫の縁(ゆかり)—・り給へりし折」〈源・若菜上〉 2 探求して習得する。「跡のままに—・りたる昔の人は」〈源・若菜下〉