せき‐の‐ふじかわ【関の藤川】
岐阜県不破郡関ヶ原町にある旧跡不破(ふわ)の関付近を流れる藤古川のこと。[歌枕]「美濃国—絶えずして君につかへむ万代(よろづよ)までに」〈古今・神遊びの歌〉
そう‐そう【嘈嘈】
[ト・タル][文][形動タリ]声や物音が騒々しいさま。「虫の音は村雨のように絶えず—として」〈荷風・地獄の花〉
そで‐の‐みなと【袖の湊】
ひどく泣いて袖がぬれるのを、絶えず波の打ち寄せる港にたとえた語。「かげなれて宿る月かな人知れずよなよなさはぐ—に」〈続後撰・恋二〉
たた‐なめて【楯並めて】
[枕]楯(たて)を並べて弓を射る意から、「射(い)」の音を含む地名「伊那佐(いなさ)」「泉(いずみ)」にかかる。「—泉の川の水脈(みを)絶えず」〈万・三九〇八〉
た‐どう【多動】
場面や状況に応じて集中することが難しく、絶えず動き回わっている状態。児童が授業中に教室の内外を落ち着きなく徘徊するといった行動異常をさしていう。過活動。「—児」→エー‐ディー‐エッチ‐ディー(A...
たま‐かずら【玉葛/玉蔓】
[名]つる草の美称。「—はふ木あまたになりぬれば絶えぬ心のうれしげもなし」〈伊勢・一一八〉 [枕]つるがのび広がるところから、「長し」「延(は)ふ」「繰る」「絶えず」などにかかる。「—延へて...
昼夜(ちゅうや)を舎(お)かず
《「論語」子罕(しかん)から》昼も夜も休みなく。絶えず。「—街の復興に努める」
昼夜(ちゅうや)を分(わ)かたず
昼夜の区別をしないで。絶えず。「—研究に励む」
ちょうれい‐ぼかい【朝令暮改】
朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。朝改暮変。
ちょこ‐まか
[副](スル)落ち着きなく、絶えず動き回るさま。「—(と)たち働く」「—しないで少しはじっとしていろ」