にほんかがくぜんしょ【日本歌学全書】
佐佐木弘綱と信綱の共同編著による和歌の叢書。全12巻。明治23年(1890)から明治24年(1891)にかけて刊行。
にほんだいじしょ【日本大辞書】
山田美妙の編著による国語辞典。明治25年(1892)から明治26年(1893)にかけて全11巻(付録1巻)を刊行。日本の国語辞書で初めてアクセントを記述した辞書として知られる。
はやし‐おおき【林大】
[1913〜2004]国語学者。東京の生まれ。国立国語研究所所長、国語審議会委員を務め、常用漢字表の制定や現代仮名遣いの改定など多くの国語政策に携わった。編著「日本語百科大事典」ほか。
ぶんきょうひふろん【文鏡秘府論】
平安前期の詩論書。6巻。空海編著。弘仁10〜11年(819〜820)ごろの成立。中国六朝から唐代の詩文の評論・格式などを編述したもの。→文筆眼心抄
ぶんぴつがんしんしょう【文筆眼心抄】
平安前期の詩論書。1巻。空海編著。弘仁11年(820)成立。「文鏡秘府論」から、詩文の実作に役立つ所を抄出したもの。ぶんぴつげんじんしょう。
へん【編】
[音]ヘン(呉)(漢) [訓]あむ [学習漢字]5年 1 糸でとじて書物を作る。文章を集めて書物に仕立てる。「編纂(へんさん)・編者・編集・編著/共編・新編」 2 組み合わせてまとまった形に仕立...
まつした‐だいざぶろう【松下大三郎】
[1878〜1935]国語学者。静岡の生まれ。国学院大教授。語辞の分類法など、文法研究に独自の理論体系を確立した。編著「改撰標準日本文法」「標準日本口語法」「国歌大観」など。
めいじこうせつろく【明治孝節録】
宮内省文学御用掛、近藤芳樹が、明治天皇の皇后の要請により編著した修身書。明治10年(1877)、宮内庁発行。全4巻。
やはんらく【夜半楽】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞はない。唐の玄宗の作という。 俳諧撰集。与謝蕪村編著。安永6年(1777)刊。1冊。連作叙事詩「春風馬堤曲」や、「澱河歌(でんがか)」「老鶯児...