きん‐ぷら【金麩羅】
1 そば粉の衣をつけて揚げたてんぷら。また、卵黄を加えた小麦粉の衣をつけたてんぷら。榧(かや)の油で揚げたものもいう。 2 金めっきを施したもの。「—の安時計」
くえ‐まんだら【九会曼荼羅】
金剛界曼荼羅の別称。
くきら【拘耆羅/拘枳羅/倶伎羅】
《(梵)kokilaの音写。好声鳥と訳す》インドからオーストラリアにかけて分布する鳥、オニカッコウのこと。全長約40センチ、全身黒色。鳴き声が美しい。くしら。
くしゃ‐まんだら【倶舎曼荼羅】
東大寺蔵、平安末期作の曼荼羅。釈迦三尊(しゃかさんぞん)を倶舎宗の祖師や仏弟子が半円形に囲み、後方に梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)、四隅に四天王を配置してある図。
くびら【宮毘羅】
《(梵)Kumbhīraの音写》薬師如来の十二神将の一。武装し、忿怒(ふんぬ)の姿をとる。宮毘羅大将。金毘羅(こんぴら)。
くまの‐まんだら【熊野曼荼羅】
熊野三山を描いた垂迹(すいじゃく)画の一種。熊野三所権現に対する信仰から生まれたもの。
くりから【倶利迦羅/倶梨迦羅】
《(梵)Kulikaの音写》「倶利迦羅竜王」の略。
けい‐ら【軽羅】
紗(しゃ)・絽(ろ)などの薄い絹織物。また、それで作った単(ひとえ)。うすもの。《季 夏》
けんだら【乾陀羅】
《(梵)Gandhāraの音写》⇒ガンダーラ
こう‐ら【甲羅】
1 《「ら」は接尾語》カメ・カニなどの背中の部分を覆う硬い殻。甲。 2 人の背中。 3 《「功」「劫」にかけて》年の功。長い経験。