は‐ぶくら【羽ぶくら】
矢につけた羽根。矢ばね。羽房(はぶさ)。「この矢、眉間のただ中を徹(とほ)りて喉(のんど)の下まで、—責めてぞ立ちたりける」〈太平記・一五〉
は‐ぶさ【羽房】
「羽ぶくら」に同じ。「—までこそ射込うだれ」〈長門本平家・一八〉
は‐ぶし【羽節】
羽の茎。「(鴫ハ)—を張ってばっと立ち」〈浄・国性爺〉
は‐ぶたえ【羽二重】
縦糸・横糸に良質の撚(よ)りのない生糸を用いて、多く平織りとした後(あと)練りの絹織物。肌触りがよく、つやがある。礼服や羽織・羽織裏・胴裏地などに用いる。
はぶたえ‐カナキン【羽二重カナキン】
綿の細糸を用い、地合いを密に織ったカナキン。裏地に用いる。ガスカナキン。
はぶたえ‐じま【羽二重縞】
ガス糸に絹糸をまぜて織った縞織物。
はぶたえ‐はだ【羽二重肌】
羽二重のように、きめが細かく、色白で滑らかな肌。餅(もち)肌。
はぶたえ‐もち【羽二重餅】
1 羽二重のようにきめ細かく滑らかな餅。 2 羽二重のように柔らかく作った短冊形の求肥(ぎゅうひ)菓子。福井市の名物。
はぶ‐よしはる【羽生善治】
[1970〜 ]将棋棋士。19世名人。埼玉の生まれ。平成元年(1989)竜王戦に勝利し、当時の最年少記録となる19歳2か月で初タイトルを獲得。平成6年(1994)米長邦雄を破り名人となる。平成8...
は‐ぶり【羽振り】
1 鳥などが羽を振ること。はばたき。 2 世間における地位・勢力・人望などの程度。「—が利く」「—がよい」