こ‐しょう【胡椒】
コショウ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。茎は木質化し、気根を出して他に絡みつく。葉は卵形で先がとがる。夏、葉と向かい合って黄緑色の小花が密生した穂を垂らす。実は球形で、乾燥させて香辛料に用いる。...
こしょう‐かいがん【胡椒海岸】
《Pepper Coast》アフリカ西部、現在のリベリアからシエラレオネにいたる海岸のかつての名称。15世紀から16世紀にかけてコショウの取引を行っていたヨーロッパ人によって名づけられた。また、...
こしょう‐ずきん【胡椒頭巾】
男子用の袋頭巾の一。すり・盗賊などが用いたものという。
こしょう‐だい【胡椒鯛】
イサキ科の海水魚。全長約60センチ。体形はタイに似て、淡灰色の地に蒼黒色の幅広い3本の帯が斜めに走り、背部から尾びれにかけて黒色の斑点が散在する。本州中部以南の沿岸に分布。
こしょう‐の‐き【胡椒の木】
ジンチョウゲ科の常緑低木。関東以西の山地に自生。高さ約1メートル。葉は厚く柔らかい。春、白い小花が集まってつき、実は赤く熟し、コショウのように辛い。
胡椒(こしょう)の丸呑(まるの)み
胡椒の味は、かまずに丸呑みしただけではわからないところから、表面だけを見て、真の意味を理解しないことのたとえ。