お‐ぜん【御膳】
膳を、出す相手を敬い、また、丁寧にいう語。食卓・食事をいうこともある。
お‐もの【御物】
1 (「御膳」とも書く) ㋐天皇や貴人の食物、また食事。「(中宮ノ)—の折は必ず向かひさぶらふに」〈枕・九〉 ㋑食べる人を敬って、その食物をいう語。「—も断ちて十日ばかり籠もりありしかど」〈読・...
かいせき‐ぜん【会席膳】
会席料理をのせて出す、1尺2寸(約36.4センチ)四方の、脚のない漆塗りの膳。
かげ‐ぜん【陰膳】
旅行などで不在の人のために、家族が無事を祈って供える食膳。「毎日—を据える」
かしわ‐で【膳/膳夫】
《古代、カシワの葉を食器に用いたところから。「で」はする人の意》 1 古代、宮中で食膳の調理をつかさどった人々。「水戸神(みなとのかみ)の孫(ひこ)、櫛八玉神(くしやたまのかみ)、—となりて」〈...
きぐ‐ぜん【木具膳】
「木具(きぐ)2」に同じ。
きゃく‐ぜん【客膳】
客に出す食事。また、その膳。
きょう‐ぜん【饗膳】
もてなしの料理の膳。ごちそうの酒やさかな。饗饌(きょうせん)。
きょう‐の‐ぜん【饗の膳】
婚礼などの祝い事に用いる膳(ぜん)。饗立(きょうだ)て(甲立て)をし、相生(あいおい)に立てた松に、揚巻結びの5色の糸を下げ、台には松竹梅・鶴亀などの彩色画を描く。
くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
クルミの実を二つ割りにしたような形の足を四隅につけた粗製の膳。