いっ‐し【一死】
1 一度死ぬこと。一命を捨てること。「死」を強めた言い方。「—と覚悟は極めながら」〈紅葉・自害〉 2 野球で、攻撃側のアウトの数が一つであること。ワンアウト。ワンダウン。「—満塁」
おおさか‐なつのじん【大坂夏の陣】
元和元年(1615)夏、徳川方が冬の陣の和議の条件に反して大坂城内堀を埋めたため豊臣方が兵を挙げ、徳川家康らに攻め落とされた戦い。淀君(よどぎみ)と秀頼の母子は自害し、豊臣氏は滅亡。→大坂冬の陣
おのえ【尾上】
浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」の登場人物。足利家の中老で、局(つぼね)の岩藤に草履打ちの侮辱を受けて自害する。
おはつ【お初】
1 浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」における、中老尾上(おのえ)の召使いの名。自害した主人の仇(あだ)を討つ。 2 浄瑠璃「曽根崎心中」の女主人公の名。→お初徳兵衛
面(おもて)を向(む)か・う
1 顔を向ける。対面する。「是を射そんずる物ならば、弓きりをり自害して、人に二たび—・ふべからず」〈平家・一一〉 2 まともに立ち向かう。正面から敵対する。「十万余騎にて都を立ちし事柄は、なに—...
がい【害】
[音]ガイ(呉) [訓]そこなう [学習漢字]4年 1 生命を途中で断つ。そこなう。傷つける。「害意/加害・危害・殺害・自害・傷害・侵害・迫害」 2 順調な生存の妨げになるもの。災い。「害悪・害...
コレシュスとカリロエ
《原題、(フランス)Le grand prêtre Corésus se sacrifie pour sauver Callirhoé》フラゴナールの絵画。カンバスに油彩。パウサニアスの「ギリシ...
しもよのかねじゅうじのつじうら【霜夜鐘十字辻筮】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。明治13年(1880)東京新富座初演。天下のため恩師を討つが、妻に自害され、零落した士族の六浦正三郎は、恩師の子息の巡査によって救われ、和解して仏門に入る。
しょう‐がい【生害】
[名](スル)自殺すること。自害。「信長の嫌疑のために—した」〈鴎外・佐橋甚五郎〉
じ‐けつ【自決】
[名](スル) 1 自分の意志で態度・進退を決めること。「他国の干渉を排し、国民の総意で—する」「民族—」 2 自分の手で生命を絶つこと。自殺。自害。「ピストルで—する」「集団—」