はん【般】
[常用漢字] [音]ハン(漢) 1 同類の物事。種類。「一般・各般・這般(しゃはん)・諸般・全般・万般・百般」 2 ある局面。回。「過般・今般・先般」 [名のり]かず・つら [難読]般若(はんにゃ)
はん‐か【般化/汎化】
《generalization》心理学で、一定の条件反射が形成されると、最初の条件刺激と類似の刺激によっても同じ反応が生じる現象(刺激般化)。これに対して、同一の刺激がさまざまな反応を引き起こす...
はんか‐のうりょく【般化能力/汎化能力】
パターン認識などの機械学習をしたコンピューターによる、未学習の類似の問いについても正しい答えを導く能力。
はんじゅざんまいきょう【般舟三昧経】
大乗経典。後漢の支婁迦讖(しるかせん)訳3巻のほか数種あるが、梵本は散逸。現存する大乗経典で初期のもの。
はんにゃ【般若】
《(梵)prajñā; (パーリ)Paññāの音写》 1 仏語。悟りを得る智慧(ちえ)。真理を把握する智慧。 2 能面の一。2本の角、大きく裂けた口をもつ鬼女の面。女性の憤怒(ふんぬ)と嫉妬(し...
はんにゃ‐ぎょう【般若経】
般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)を説く経典の総称。個々に成立したものを集大成したのが大般若経。
はんにゃ‐ごえ【般若声】
1 知徳に満ちた仏の声。 2 読経の声。「あらあら恐ろしの—や」〈謡・葵上〉
はんにゃ‐しんぎょう【般若心経】
膨大な般若経の内容を簡潔に表した経典。1巻。漢訳は鳩摩羅什(くまらじゅう)訳など7種あるが、日本では、「色即是空、空即是色」の句のある玄奘(げんじょう)訳が読経用に広く用いられる。般若波羅蜜多心...
はんにゃ‐じ【般若寺】
奈良市般若寺町にある真言律宗の寺。山号は、法性山。舒明天皇元年(629)、高句麗の僧慧潅(えかん)の開創と伝える。十三重石塔・笠塔婆がある。楼門は鎌倉時代遺構で国宝。
はんにゃ‐づら【般若面】
般若の面に似た恐ろしい顔。特に、嫉妬(しっと)に狂う女性の顔をたとえていう。般若顔。はんにゃめん。