とし‐わすれ【年忘れ】
年の暮れに、その年にあった苦労を忘れること。また、そのために催す宴。忘年会。《季 冬》「拭きこみし柱の艶や—/万太郎」
と‐ろう【徒労】
むだな骨折り。無益な苦労。「せっかくの努力が—に帰す」「—に終わる」
なき‐わ【泣き輪】
《はめるのに泣きたいほど苦労するところから》桶や樽のいちばん底にはめる、たが。「鮎のすし桶—が切れて」〈胆大小心録〉
泣(な)きを見(み)・せる
泣くような目にあわせる。苦労をかける。「家族に—・せる」
な・く【泣く/鳴く/啼く】
[動カ五(四)] 1 (泣く) ㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに—・く」「大声をあげて—・く」「話に感動して—・く」 ㋑身に...
なみ‐なみ【並並】
[名・形動] 1 なみひととおりであること。また、そのさま。多く、打消しの語を伴って用いる。「—ならぬ苦労」「—でない才能」 2 同列・同等であること。ひとしなみ。「何すと違ひは居らむ否(いな)...
なん‐ぎ【難儀】
[名・形動](スル) 1 苦しみ悩むこと。苦労すること。また、そのさま。「腰を屈めるのも—だ」「雪道を行くのに—する」 2 面倒なこと。迷惑なこと。また、そのさま。「—をかける」「—な話をもちこ...
なんぎょう‐くぎょう【難行苦行】
[名](スル)悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。「—してようやく完成にこぎつける」
ぬく‐ぬく【温温】
[副](スル) 1 気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が—(と)してくる」 2 苦労や不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭で—(と)育つ」 3 周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさ...
ねぎら・う【労う/犒う】
[動ワ五(ハ四)]苦労や骨折りに感謝し、いたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる。「従業員の労を—・う」