こ‐ざしき【小座敷】
1 小さい座敷。 2 母屋に続けて外へ建て出した部屋。はなちいで。 3 四畳半より狭い茶室。一畳半から四畳までをいう。
こし‐かけ【腰掛(け)】
1 腰を掛ける台。いす。 2 本来の希望を達するまでの間、一時ある職や地位に身を置くこと。「郷里に帰るまでの—に勤める」 3 江戸城内の番士の詰め所。 4 江戸時代、評定所や奉行所で、訴訟人の控...
こぶし【辛夷/拳】
モクレン科の落葉高木。山野にみられ、葉は幅広の倒卵形。春、葉より先に、大形の香りのある白色の6弁花をつける。秋に実が熟すと裂けて赤色の種子が垂れ下がる。名は、つぼみが子供の握りこぶしに似ているの...
こほう‐あん【孤篷庵】
京都大徳寺の塔頭(たっちゅう)の一。慶長17年(1612)小堀遠州が竜光院内に創建し、のち大徳寺内に移築。寛政5年(1793)に焼失したが、松平不昧が再興。茶室の忘筌(ぼうせん)と茶庭がある。
こ‐ま【小間】
1 小さい部屋。「叔父は其奥まった—に閉籠って」〈秋声・足迹〉 2 茶道で、四畳半以下の狭い茶室。 3 建築で、垂木(たるき)や根太(ねだ)などの配列の間隔。一般に、内法(うちのり)の幅。 4 ...
こんにち‐あん【今日庵】
1 京都市の裏千家家元邸内にあり、同家の最も代表的な茶室。千宗旦(せんそうたん)が家を三男江岑(こうしん)宗左(そうさ)に譲った際に、隠居所として建てたもの。 2 裏千家の別称。
さ‐あん【蓑庵】
京都の大徳寺玉林院にある茶室。江戸中期、寛保2年(1742)に大坂の豪商鴻池了瑛(こうのいけりょうえい)が造立。三畳中板入りの草庵で、表千家7世如心斎宗左の好みによる。
さどう‐ぐち【茶道口】
茶室で、点前(てまえ)をするときの亭主の出入り口。方立口(ほうだてぐち)・火灯口(かとうぐち)などの形式がある。茶立て口。亭主口。
さ‐りょう【茶寮】
1 茶室。ちゃりょう。 2 喫茶店。また、料理店。ちゃりょう。
しきし‐まど【色紙窓】
茶室の窓の一種。二つの窓を上下にずらして配置したもの。色紙を散らしてはりつけたのに似ているところからいう。