らい‐きん【癩菌】
ハンセン病の原因となる細菌。結核菌に似た抗酸性のグラム陽性の桿菌(かんきん)。人工培養はできない。1874年にハンセンが発見。
らくさん‐きん【酪酸菌】
糖類を分解して多量の酪酸を生成する細菌。クロストリジウムなど。
ラブレ‐きん【ラブレ菌】
乳酸菌の一種。平成5年(1993)、ルイ・パストゥール医学研究センターの岸田綱太郎らにより、酸茎(すぐき)から発見された。ラクトバチルス‐ブレビス。 [補説]ラブレは商標名。
らん‐きん【卵菌】
遊走子の前端または側面に羽型と鞭型の鞭毛を1本ずつもつ菌類の総称。水中と陸上に生息し、腐生または寄生で生活する。有性生殖では、卵胞子という耐乾性の胞子を形成する。
リステリア‐きん【リステリア菌】
《Listeria monocytogene》リステリア症の原因となる細菌。自然界に広く分布し、低温や高い食塩濃度の環境でも発育できる性質をもつ。主に動物や鳥類を発病させるが、抵抗力の弱い新生児...
りょくのう‐きん【緑膿菌】
シュードモナス科の細菌。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、化膿(かのう)性炎症を起こし、産生する色素により膿汁が緑色を呈する。自然界に広く分布し、病原性は弱いが、菌交代症・院内感染・日和見感染(ひ...
りん‐きん【淋菌/痳菌】
ナイセリア科の細菌。グラム陰性の双球菌。淋病の病原菌で、人間にのみ感染し、免疫はできない。1879年、ドイツの医師・細菌学者A=ナイセルが発見。ゴノコッケン。
れい‐きん【霊菌】
細菌の一種。グラム陰性の小形の桿菌(かんきん)で、鞭毛(べんもう)をもつ。食品などに生え、真紅の色素を産生する。
レジオネラ‐きん【レジオネラ菌】
⇒レジオネラ
れんさ‐きゅうきん【連鎖球菌】
数珠状につながる性質をもつグラム陽性の球菌。ふつう運動性はない。病原性のものでは、化膿(かのう)・丹毒・扁桃炎(へんとうえん)・猩紅熱(しょうこうねつ)・気管支肺炎・産褥熱(さんじょくねつ)など...