こき‐おと・す【扱き落(と)す】
[動サ五(四)]くっついている物をしごいて落とす。「籾(もみ)を—・す」
こき‐おろ・す【扱き下ろす】
[動サ五(四)] 1 しごいて落とす。こき落とす。「煙筒からは風に—・された煙の中にまじって火花が飛び散っていた」〈有島・カインの末裔〉 2 欠点などを殊更に指摘して、ひどくけなす。「上役を—・...
こき‐ばし【扱き箸】
竹を二つに割って下端をくくり、割れた部分に稲穂を挟んで引っぱり、もみを落とす用具。稲扱箸(いねこばし)。扱き竹。
こ・く【扱く】
[動カ五(四)] 1 細長い本体に付いている物を手や物の間に挟んで引っぱり、こすり落とす。しごく。「稲を—・く」 2 間にたるみをなくするためにこするようにして手前に引く。「両手に穿(は)めたミ...
こしき‐おとし【甑落(と)し】
《「甑」と「腰気(こしき)」とが同音であるところからという》天皇家や公家で、安産のまじないとして、御殿の棟から甑を庭に落とすこと。男子のときは南へ、女子のときは北へ落とすという。
こし‐なげ【腰投げ】
相撲のきまり手の一。相手のからだを自分の腰に乗せて、前に大きく落とすように投げる技。レスリングの投げ技にもいう。
腰(こし)を割(わ)・る
相撲で、両足を開いてひざを曲げ腰を低くする。腰を落とす。「—・って構える」
こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 髪やひげをそる。「夫婦は頭—・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉
こな‐おとし【粉落(と)し】
主に九州北部のラーメン店で、麺のゆで加減を表す語。ゆで時間が短く、打ち粉を落とすために湯通しするだけで、麺は極めて硬い。 [補説]多く硬い順に、粉落とし、針金、ばり硬、硬めなどと呼ぶ。
こぼ・す【零す/翻す/溢す】
[動サ五(四)] 1 容器を、うっかりひっくり返したり傾けたりして、中に入っている物を外に出してしまう。また、液体、粉末、粒状のものを容器などからあふれさせたり、物の間から漏らしたりして外へとり...