かこがわ‐ほんぞう【加古川本蔵】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」などの登場人物。桃井家の家老で、主君若狭之助が高師直(こうのもろなお)を討とうとするのを止め、また、師直を殿中で斬(き)ろうとした塩谷判官(えんやはんがん)を抱きとめる。
かさ‐じぞう【笠地蔵】
昔話の一。年の暮れに心やさしい老爺(ろうや)が雪をかぶった六地蔵に笠をかぶせてやると、夜中に六地蔵が米や金をお礼に持って来るという話。
かし‐ぐら【河岸蔵/河岸倉】
河岸に建っている倉庫。「色の湊(みなと)に情けの—」〈人・梅児誉美・三〉
か‐ぞう【家蔵】
[名](スル)家のものとして所有していること。また、その物。「—の絵を出品する」
か‐ぞう【架蔵】
[名](スル)書物などを棚に所蔵すること。
かた‐ぞう【堅蔵】
[名・形動]きまじめで、男女間の機微などを理解しないことやそのさまを人名めかしていう語。かたじん。かたぶつ。「坂本は極めて率直な男で、—であるが」〈独歩・夫婦〉
かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
浄瑠璃。時代物。11段。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)らの合作。寛延元年(1748)大坂竹本座初演。赤穂義士のあだ討ちに取材したもの。人形浄瑠璃・歌舞伎の代...
かね‐ぐら【金蔵/金庫】
1 金銀・財宝を入れておく蔵。 2 金銭をもたらしてくれる人。また、金銭上の援助をしてくれる人。「—がついている」
かんしきキャスク‐ちょぞう【乾式キャスク貯蔵】
原子力発電所から出る使用済み核燃料を貯蔵する方法の一つ。使用済み燃料をヘリウムガスとともに金属製の円筒容器(キャスク)に封入し、コンクリート製の建物内に貯蔵する。
かんしき‐ちょぞう【乾式貯蔵】
原子力発電所から出る使用済み核燃料の貯蔵法の一つ。水中で貯蔵する湿式貯蔵に対して、不活性ガス中で貯蔵する方式をいう。キャスク貯蔵方式・ボールト貯蔵方式・サイロ貯蔵方式などがある。