らんがくことはじめ【蘭学事始】
江戸後期の回想録。2巻。杉田玄白著、大槻玄沢(おおつきげんたく)補訂。文化12年(1815)成立。明治2年(1869)刊。「解体新書」の刊行を中心に、蘭学導入の苦心談や興隆の機運を記したもの。蘭...
らん‐ぎょく【闌曲/蘭曲/乱曲】
1 能における音曲の曲趣で、世阿弥が五つに分類した五音(ごおん)の一。闌(た)けたる位(くらい)の音曲。他の祝言・幽曲・恋慕・哀傷のすべてにわたり、かつ、それを超越した最高の曲風。 2 謡曲の一...
ラングーン【Rangoon】
ヤンゴンの旧称。 [補説]「蘭貢」とも書く。
らん‐けい【蘭契】
「蘭交(らんこう)」に同じ。
らん‐けい【蘭蕙】
蘭と蕙。ともに香草で、賢人君子にたとえられる。
らん‐けい【蘭閨】
1 皇妃の寝室。 2 女性の美しい寝室。
らんけい‐どうりゅう【蘭渓道隆】
[1213〜1278]鎌倉中期の臨済宗の渡来僧。宋の涪江(四川省)の人。寛元4年(1246)来日、北条時頼の帰依を受けて鎌倉に建長寺を開山。日本最初の禅師号大覚禅師を勅諡(ちょくし)され、その門...
らん‐げつ【蘭月】
陰暦7月の異称。
らん‐こう【蘭交】
《「易経」繋辞上から》友人間の、心の通い合った交わり。その美しさを蘭の香りにたとえていう。金蘭の契り。蘭契。
らん‐ご【蘭語】
オランダ語。