虚仮(こけ)の後思案(あとじあん)
愚かな者は、必要なときに知恵が出ず、事が過ぎてから考えが浮かぶものであるということ。下種(げす)のあと知恵。
虚仮(こけ)の一心(いっしん)
愚かな者がただその事だけに心を傾けてやりとげようとすること。
虚仮(こけ)も一心(いっしん)
愚かな者でも物事を一心にすれば、りっぱなことができるということ。
こむ‐そう【虚無僧】
普化(ふけ)宗の有髪の僧。宗祖普化禅師の遺風と称して、天蓋(てんがい)とよぶ深編み笠をかぶり、首から袈裟(けさ)と餉箱(げばこ)を掛け、尺八を吹いて米銭を乞い、諸国を行脚し修行した。薦(こも)を...
こも【薦/菰】
1 マコモを粗く編んだむしろ。現在は多く、わらを用いる。こもむしろ。「荷車に—を掛ける」 2 「薦被(こもかぶ)り2」の略。おこも。 3 (「虚無」とも書く)「薦僧(こもそう)」の略。 4 マコ...
こ‐もう【虚妄】
1 うそ。いつわり。虚偽。きょもう。「諸仏菩薩(ぼさつ)の誓願はもとより—なし」〈今昔・一七・一七〉 2 金品をごまかして着服すること。「東雲(しののめ)の茶碗を—せしと言ひ触らし」〈伎・小紋単地〉
す‐ぐち【素口/虚口】
何も食べないこと。また、空腹であること。「—にては福楽無し」〈盛衰記・一八〉
そら【空/虚】
[名] 1 頭上はるかに高く広がる空間。天。天空。「東の—が白む」「鳥のように—を飛び回りたい」「—高く舞い上がる」 2 晴雨などの、天空のようす。天候。空模様。「今にも降り出しそうな—」 3...
そら‐ごと【空事/虚事】
本当ではない事柄。つくりごと。
そら‐ごと【空言/虚言】
うそ。いつわり。