めくら‐へび【盲蛇】
1 有鱗(ゆうりん)目メクラヘビ科の爬虫(はちゅう)類。全長16センチくらい。体はミミズに似て頭と胴との区別が明らかでなく、全身一様にうろこで覆われ、目は退化している。地中にすみ、シロアリなどを...
盲(めくら)蛇(へび)に怖(お)じず
物事を知らない者はその恐ろしさもわからない。無知な者は、向こう見ずなことを平気でする。
やぶ‐へび【藪蛇】
《「藪をつついて蛇を出す」から》よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招くこと。「文句がとんだ—になる」
藪(やぶ)をつついて蛇(へび)を出(だ)す
必要もないことをしたために災いを受けるたとえ。藪蛇。
やま‐かがし【赤楝蛇/山楝蛇】
ナミヘビ科の爬虫(はちゅう)類。水田付近に多く、全長1〜1.5メートル、緑褐色に不規則な黒斑があり、胴の側面に紅斑が散在する。カエルなどを捕食。上顎と頸部(けいぶ)背面に毒腺があり、かみついたり...
やま‐かがち【蟒蛇】
大蛇。うわばみ。〈和名抄〉
やまた‐の‐おろち【八岐大蛇】
日本神話にみえる頭と尾が八つずつある巨大な蛇。出雲の簸川(ひのかわ)上流にいて、大酒を好み、毎年一人ずつ娘を食ったが、素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこれを退治して奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、...
よつ‐の‐へみ【四つの蛇】
天地や肉体を形成している地・水・火・風の4要素を、4匹の毒蛇にたとえた語。四蛇(しだ)。「—五つの鬼(もの)の集まれる穢(きたな)き身をば厭(いと)ひ捨つべし離れ捨つべし」〈仏足石歌〉
りゅうとう‐だび【竜頭蛇尾】
《「碧巌録」一〇則から。頭は竜、尾は蛇のようである意》初めは勢いがよいが、終わりは振るわないこと。「鳴り物入りの公演も—に終わった」