たび‐ゆき【旅行き】
旅に出ること。「—に行くと知らずて母父(あもしし)に言(こと)申(まを)さずて今ぞ悔しけ」〈万・四三七六〉
玉(たま)敷(し)・く
玉を敷き並べる。また、玉を敷いたように美しいようすである。「—・ける清きなぎさを潮満てば飽かず我行く帰るさに見む」〈万・三七〇六〉
たまわ・る【賜る〔賜わる〕/給わる】
[動ラ五(四)] 1 「もらう」の意の謙譲語。目上の人から物などをいただく。ちょうだいする。「日ごろお客様からご愛顧を—・っております」「禄ども、しなじなに—・り給ふ」〈源・桐壺〉 2 「与える...
たより【頼り/便り】
1 (頼り)何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を—に家を探す」「兄を—にする」 2 (便り)何かについての情報。手紙。知らせ。「—が届く」「風の—に聞く」 3 縁故...
たら
[係助]《「といったら」の音変化》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。多く「ったら」の形をとる。 1 話題として、人や物事を取り上げ、予想外であるという意や蔑視する意を表す。「彼っ—案外はにか...
たん‐こう【単行】
[名](スル) 1 単独でおこなうこと。また、単独で行くこと。「凡そ人生の細事、各々—すれば、甚だ緊要ならざるに似たり」〈中村訳・西国立志編〉 2 それだけを独立しておこなうこと。多く他の語と複...
たんば‐ごえ【丹波越え】
1 京都から山を越えて丹波へ行くこと。 2 かけおちすること。また、破産や勘当などで逃亡すること。近世、京都の者が丹波へ逃げることが多かったところからいう。「—の身となりて、道なきかたの草分衣、...
だ‐こう【蛇行】
[名](スル) 1 蛇がはうように、くねくねと左右に曲がって行くこと。「道が—する」「—運転」 2 河川が曲がりくねって流れること。メアンダー。曲流。
だ・す【出す】
[動サ五(四)]《「いだす」から変化した語》 1 自分の範囲内のものを外の方へ動かす。 ㋐ある所の中から外部へ移す。「小鳥をかごから—・す」 ㋑ある場所からほかの方へ進み行くようにする。「舟を—...
だんぎ‐まいり【談義参り】
寺院などに説教・法話を聞きに行くこと。「おれらが—して一文投げる賽銭さへ」〈浄・重井筒〉