いき‐みたま【生き御霊】
盆に、生きている両親に贈り物をしたり、もてなしをしたりする行事。生き盆。《季 秋》「—七十と申し達者なり/子規」
いし‐がっせん【石合戦】
二手に分かれ、石を投げ合って戦うこと。祭礼・年中行事や子供の遊びとして行われた。石打ち。→印地(いんじ)
いしょう‐がさね【衣裳重ね】
江戸時代の遊郭で、陰暦9月9日の菊の節句の前後3日間に行われた行事。位の高い遊女が互いに競って、揚屋の座敷に各自の衣装や道具類を飾った。
いそ‐あそび【磯遊び】
磯に出て遊ぶこと。特に、3月3日の節句前後の大潮のころに、海辺に出て潮干狩りや飲食をして一日を過ごす行事。磯祭り。浜下(はまお)り。《季 春》
一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる三月(さんげつ)去(さ)る
正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを、調子よくいったもの。一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。
いちだい‐いちど【一代一度】
1代の天皇の在位中、ただ一度行われること。また、その行事。
いっ‐かん【一環】
1 鎖などの一つの輪。 2 互いに密接な関係をもつものの一部分。全体の一部分。「記念行事の—として」
いっ‐きょく【一曲】
1 音楽のまとまった作品一つ。または、音楽や舞踊のひとくぎり。 2 雅楽の舞曲。雑楽。寺の行事などの行列の道行きに、左右各一人の舞人が、特殊な鼓(つづみ)を打ち鳴らしながら舞う。
いっぱん‐さんが【一般参賀】
一般人が、皇居内にある長和殿前の広場へ出向いて祝賀の意を表する行事。毎年、1月2日と天皇誕生日に行われる。
いつか‐の‐せちえ【五日の節会】
奈良時代以後、朝廷年中行事の一。毎年5月5日に天皇が武徳殿に出て、群臣に宴を賜り、あとに騎射が催される。参列する人々は菖蒲(あやめ)を鬘(かずら)につけた。平安時代後期には衰えた。端午の節会。い...