とう‐うちわ【唐団扇】
1 中国風のうちわ。ひょうたん形または円形で、柄の端の穴にひもを通したもの。軍陣での采配、また相撲で行司の軍配(ぐんばい)として用いた。軍配団扇。 2 紋所の名。1をかたどったもの。
どひょう‐だまり【土俵溜まり】
相撲で、土俵下の審判員・力士・行司が控える所。たまり。
どひょう‐まつり【土俵祭(り)】
大相撲で、本場所初日の前日に行われる祭事。祭主である立行司が祝詞(のりと)を上げたのち供物を捧げ、場所中の安全と興行の成功、国家の安泰・五穀豊穣を祈願する。
にほん‐すもうきょうかい【日本相撲協会】
相撲を維持・発展させることを目的とする公益財団法人。年寄・力士・行司・呼び出し・床山らによって運営される。大正14年(1925)大日本相撲協会として設立。昭和33年(1958)現在名に改称。平成...
にまい‐かんさつ【二枚鑑札】
1 一人の人が同時に二つの資格などをもつこと。現役の力士・行司が、同時に年寄の株をもつことなど。 2 芸者が娼妓も兼ねること。「芸者といってももちろん—だが」〈志賀・暗夜行路〉
のこっ‐た【残った】
[感]《土俵ぎわまでまだ余地が残っている意》相撲で、行司が取り組んでいる力士に発する掛け声。「はっけよい、—、—」
はっけ‐よい
[感]《「八卦(はっけ)よい」の意か》相撲の行司が、土俵の上で力士に向かって動きを求めて発する掛け声。「—、のこった」
もの‐いい【物言い】
1 物を言うこと。また、物の言い方。言葉遣い。「ていねいな—をする」「—に気をつける」 2 言い合い。口論。「追出されて来ましたというから、—でもしてきた事と思ったのだ」〈左千夫・春の潮〉 3 ...
やいと‐ぎょう【灸饗】
小児などに灸をすえるとき、苦痛の慰めや褒美として菓子や金銭などを与えること。また、その菓子や金銭。「—のかはり、喧嘩(けんくわ)の行司さすのかいやい」〈浄・歌祭文〉
よこ‐づな【横綱】
1 相撲で、力士の最高位。また、横綱力士の略称。本来は大関の中で、2を締めることを許された力士をさしたが、現在は、日本相撲協会が免許する地位。 2 四手(しで)を垂らした白麻の太い綱。力量・技の...