行李／梱（こうり）とは？意味・読み方・使い方

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こう‐り〔カウ‐〕【行^×李／^×梱】
の解説

１竹や柳で編んだ箱形の物入れ。旅行の際に荷物を運搬するのに用いたが、今日では衣類の保管などに使用。「柳—」

２旅行に持っていく荷物。旅のしたく。また、旅。

３軍隊で、戦闘や宿営に必要な資材などを運ぶ部隊。旧日本陸軍には、大行李と、小行李とがあった。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

行李の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

こうりばやし【行李葉椰子】

ヤシ科の常緑高木。大形のヤシで高さ20メートル以上になる。手のひら状に裂けた葉は屋根の材料などに用いられるほか、古代には仏典を記す紙の代わりともされた。スリランカから東南アジアにかけて分布。

行李の前後の言葉

行李の例文(30)

出典：青空文庫

･･･彼の振分けの行李の中には、求馬左近甚太夫の三人の遺髪がはいってい･･･芥川竜之介「或敵打の話」
･･･を開けながら、入口の梱に膝をついたのは、憐しい十七八の娘です。･･･芥川竜之介「妖婆」
･･･温習に配ったのが、古行李の底かなにかに残っていたのだから、あわれ･･･泉鏡花「木の子説法」

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