しかけ‐もの【仕掛(け)物】
特殊な仕掛けのしてあるもの。特に、芝居の大道具・小道具・衣装・鬘(かつら)など。
しごき‐おび【扱き帯】
1 女性が、身長に合わせて着物をはしょり上げるのに用いる帯。一幅(ひとはば)の布を適当な長さに切り、くけたりしないで、そのまましごいて使う。腰ひも。 2 花嫁衣装や七五三の盛装などに用いる飾りの...
しだし‐いしょう【仕出し衣装】
新しい趣向の衣装。流行の衣装。「—の物好み」〈浮・五人女・三〉
しまばら‐もよう【島原模様】
和服で、襟先から衽(おくみ)・前裾(まえすそ)にかけて置いたはでな模様。京都島原の遊女の衣装から始まったという。千代田模様。島原褄(つま)模様。
しょう‐き【鍾馗】
中国で、疫病神を追い払い、魔を除くという神。目が大きく、あごひげが濃く、緑色の衣装に黒い冠、長い靴をはき、剣を抜いて疫病神をつかむ姿にかたどられる。玄宗皇帝の夢に現れ、皇帝の病気を治したと...
しょう‐ほん【正本】
1 根拠となる原本。 2 歌舞伎の上演用脚本。役者のせりふや動作、大道具・小道具・衣装・音楽などを詳しく書いた筆写本。台帳。根本(ねほん)。 3 浄瑠璃・説経節・長唄などの詞章に曲節の譜を記入し...
しるし【印/標/証】
1 他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」 2 抽象的なものを表すための具体的な形。 ㋐ある概念を象徴するもの。...
しろ‐むく【白無垢】
《「無垢」は、けがれのない意》 1 表裏白1色で仕立てた着物。花嫁衣装や死に装束などに用い、礼服とする。 2 染めていない白い反物。主に絹物にいう。
じごくもん【地獄門】
衣笠貞之助監督・脚色による映画の題名。昭和28年(1953)公開。原作は菊池寛の小説「袈裟の良人」。出演、長谷川一夫、京マチ子、山形勲ほか。大映初のフルカラー映画。第27回アカデミー賞名誉賞(外...
じだい‐こうしょう【時代考証】
映画や演劇などで、衣装・道具・装置などが、題材となった時代に合っているかどうかを考証すること。