いんばいふ【淫売婦】
葉山嘉樹の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品は大正14年(1925)、雑誌「文芸戦線」に掲載。作品集は大正15年(1926)刊行で、ほかに「セメント樽の中の手紙」「牢獄の半日」などの...
うみをかんじるとき【海を感じる時】
中沢けいの短編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和53年(1978)、第21回群像新人文学賞を受賞した著者のデビュー作。作品集も同年刊行。映画化作品もある。
うわ‐がき【上書(き)】
[名](スル) 1 封書・書物・箱などの表面にあて名・表題・名称などを書くこと。また、その文字。表書き。「荷物に—する」 2 コンピューターのファイルや記録メディアにデータを記録する際、もとのデ...
えほん【絵本】
田宮虎彦の短編小説。昭和25年(1950)「世界」誌に発表。同作を表題作とする作品集は翌昭和26年(1951)刊行。「足摺岬」の前日譚(たん)的な物語。
エル‐アレフ【El Aleph】
ボルヘスの短編小説集。1949年刊。全17作からなる。表題作はダンテの「神曲」に着想を得ている。別邦題「不死の人」。
えんかのむし【演歌の虫】
山口洋子の短編小説。演歌に情熱を燃やす音楽ディレクターの姿を描く。同作を表題作とする短編小説集は昭和60年(1985)刊。同年、作品は「老梅」とあわせ第93回直木賞受賞。
えんらいのきゃくたち【遠来の客たち】
曽野綾子の短編小説。昭和29年(1954)「三田文学」に発表。同作を表題作とする小説集は昭和30年(1955)刊行で、ほかに「硝子の悪戯」「告解室」などを収める。
おうごんでんせつ【黄金伝説】
《(ラテン)Legenda Aurea》キリスト教聖者の伝記集成。ジェノバの大司教ヤコブス=デ=ウォラギネが13世紀に筆録。信仰上また文学的にも価値の高いものとして黄金の名をもってよばれるよう...
おおきなはとのかげ【大きな鳩の影】
東峰夫の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は昭和56年(1981)刊行。
おくることば【贈る言葉】
柴田翔の中編小説。同作を表題作とする小説集は昭和41年(1966)刊行。