ごねんのうめ【五年の梅】
乙川優三郎の短編時代小説、および同作を表題作とする短編小説集。平成12年(2000)刊。平成14年(2002)、第14回山本周五郎賞受賞。時代小説が同賞を受賞したのは史上初。
ごんげんのおどりこ【権現の踊り子】
町田康の短編小説、および同作を表題作とする短編小説集。作品は平成14年(2002)に第28回川端康成文学賞を受賞。短編小説集は平成15年(2003)の刊行で、「鶴の壺」「工夫の減さん」などの作品...
さいかい【再会】
堤千代の短編、および同作を表題作とする小説集。昭和16年(1941)刊行。
さいごのむすこ【最後の息子】
吉田修一の短編小説。平成9年(1997)第84回文学界新人賞を受賞した、著者のデビュー作。第117回芥川賞の候補作ともなった。同作を表題作とする小説集は、平成11年(1999)の刊行。
さいはて【さい果て】
津村節子の短編小説、および同作を表題作とする連作小説集。作品は、昭和39年(1964)に「新潮」誌に掲載され、第11回新潮社同人雑誌賞を受賞。小説集は昭和47年(1972)の刊行で、芥川賞受賞作...
さみしの【寂野】
沢田ふじ子による短編時代小説。また、同作を表題作とする短編小説集。昭和56年(1981)刊。小説集には他に「石女」「無名記」などの作品を収める。
さようならアルルカン
氷室冴子の短編小説。著者が大学在学中の昭和52年(1977)、雑誌「小説ジュニア」の青春小説新人賞で佳作に入選したデビュー作。同作を表題作とする作品集は、昭和54年(1979)に刊行。
さようならコロンバス
《Goodbye, Columbus》米国の作家、フィリップ=ロスの処女小説集。1959年刊行。表題作は、図書館勤めの貧しい青年と、同じユダヤ人ながら高級住宅地に住む名門女子大生の恋を描く。ほか...
さんがいのいえ【三界の家】
林京子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和59年(1984)の第11回川端康成文学賞を受賞。同年刊行の小説集は、ほかに「父のいる谷」「釈明」などの作品を収める。
さんとうせんきゃく【三等船客】
前田河広一郎の短編小説。大正10年(1921)8月、雑誌「中外」に発表。プロレタリア文学の先駆的作品。同作を表題作とする作品集は、大正11年(1922)10月刊行。