おお‐ぞら【大空】
[名]広々とした空。 [形動ナリ] 1 いいかげんで頼りないさま。「か様に—なる事を忘れず心にかくる事は」〈発心集〉 「徒(あだ)なる心をうらみかこてども、—にのみ聞きなして」〈読・雨月・吉...
おお‐め【大目】
[名・形動] 1 大きい目。 2 200匁(750グラム)を1斤とする量り方。 3 細部にこだわらず大ざっぱに見ること。寛大に扱うこと。また、そのさま。「如何に優しい—な政府でも」〈福沢・福翁自伝〉
大目(おおめ)に◦見(み)る
人の過失や悪いところなどを厳しくとがめず寛大に扱う。「多少の失敗は—◦見る」
おお‐よう【大様】
[形動][文][ナリ] 1 《意味・音の類似から「鷹揚」とも書くが、元来は別語》落ち着きがあって、小さなことにこせこせしないさま。「—に構える」「—な性格」 2 大まかなさま。大ざっぱ。「山法...
おか‐め【傍目/岡目】
わきから見ていること。第三者の立場で見ること。おかみ。
おかる【お軽】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」中の女性。塩冶(えんや)判官の腰元で、早野勘平の妻。夫のために祇園の遊女となる。大星由良之助の密書を、一力(いちりき)茶屋の階上から鏡で盗み見る場面が有名。
おが・む【拝む】
[動マ五(四)] 1 神仏などに、手を合わせ、頭を下げて祈る。「初日の出を—・む」 2 「見る」の謙譲語。お目にかかる。また、珍しい物、大事な物などを拝見・拝観する。「お顔を—・みに伺います」「...
おき‐つ‐とり【沖つ鳥】
[枕] 1 沖にいる水鳥の意から「鴨(かも)」にかかる。「—鴨といふ舟の帰り来ば」〈万・三八六六〉 2 沖にいる水鳥「䳑鴨(あじがも)」と同音であるところから、地名の「味経(あぢふ)」にかかる。...
おっ‐かぶせ【押っ被せ】
1 おっかぶせること。 2 にせもの。まがいもの。また、それを売りつけること。「他国の人(もの)と見ると、—にかかる、さんごじゅの偽物(ぎぶつ)だ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
おとがい‐の‐しずく【頤の雫】
《下あごについたしずくを飲むことはできないところから》手近にありながら、自分の思うようにならないことのたとえ。「見るもの食はうあだ思ひ、是(これ)—なり」〈浄・袂の白絞〉